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WBC

井端ジャパン

〝第一関門〟突破 侍・井端監督

2023-11-20
10回の打席に向かう前の門脇誠に声をかける井端弘和監督=東京ドーム © zakzak 提供

(東京ドーム)で韓国代表に延長10回タイブレークで4―3のサヨナラ勝ち。2017年の前回大会に続く連覇を達成した。10月の就任からわずか1カ月で急造チームをまとめ上げ、初陣でタイトルを手繰り寄せた井端弘和監督(48)への評価は急激に上昇している。

「若い選手が躍動すればそれで満足だし、次につながる大会にしたくて。本当に自分の力を十分に発揮してくれた」

会見での開口一番、選手の奮闘を落ち着いた口ぶりでたたえた井端監督。就任以降「あまり犠打や進塁打を使わずに打っていく形で勝ちたい」と小技や作戦を使わずに勝つことを理想としていたが、優勝が懸かった大一番では柔軟に方針変更。試合前に「打線をかなり変える。状態のいい打者を分散させて送ることも必要かな」と予告していたが、まさにピタリと当たった。

門脇誠のサヨナラ適時打に喜びを爆発させる吉村貢司郎(21)ら侍ジャパンナイン=東京ドーム © zakzak 提供
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韓国戦で送りバントを決めた侍ジャパン・古賀悠斗【写真:荒川祐史】 © Full-Count
Full-Count によるストーリーさん曰く、” 打率.455を交代

試合は2-2のまま、無死一、二塁から各イニングの攻撃を始めるタイブレーク方式の延長戦に突入した。10回に1点を取られ、その裏の攻撃を迎える。井端弘和監督はここで、先頭打者の3番・森下翔太外野手(阪神)の代打に、古賀悠斗捕手(西武)を起用する勝負手を打った。役割は“ピンチバンター”。今大会打率.455の猛打を振るっていた森下をあえてベンチに下げ、今回の侍ジャパンで最多の今季17犠打をマークしていた古賀に任せた。
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