本文へ移動

路面電車

路面電車etc

トロリーバス、その栄枯盛衰

2022-10-13

facebook東京都交通局さん曰く


【「トロリーバス」を知っていますか?】
トロリーバスとは、屋根上にトロリーポールを持ち、道路上に設置した架線から得る電気エネルギーを動力とするバスのことを言います。(法的には無軌条電車)
日本では昭和3(1928)年に、阪急電鉄(当時は新花屋敷温泉土地(株))によって花屋敷-新花屋敷間(兵庫県宝塚市)で初めて運行されました。
都営のトロリーバスは、昭和27(1952)年に上野公園-今井間での運行開始を皮切りに歴史が始まりました。
当時の日本は戦後復興を目指す真っ只中であり、ガソリンの値上がりによって都はバス事業の拡張が難しい状況下にあっため、路面電車より建設費が安く、バスの排気ガスによる公害が少ないトロリーバスは有望視されました。都電や都営バスの間を縫うようにして以下の4系統で運行が行われ、ピーク時の昭和36(1961)年には一日平均乗客数が10万7000人に達しました。
しかし、モータリゼーションの影響を受け、トロリーバスの役割は段々と低下し、乗客数も減少を続けました。
そして、昭和43(1968)年9月29日の上野公園-今井間の運行を最後に、都営トロリーバスは廃止され約16年間の歴史に幕を閉じました。
約16年という短い期間しか運行されなかった都営トロリーバスですが、江戸川区一之江境川親水公園にモニュメントが設置されているそうです。ぜひ足を運んで、トロリーバスを感じてみてください
(トロリーバスの運行系統)
101系統 上野公園 ― 今井
102系統 池袋駅前 ― 品川駅前
103系統 池袋駅前 ― 亀戸駅前
104系統 池袋駅前 ― 浅草雷門
TOPへ戻る