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こころの時代 シリーズ「問われる宗教と“カルト”」 VOL.5

2023-07-23
配信期限 :7/30(日) 午前4:15 まで

宗教団体への法規制と憲法が保障する「信教の自由」との兼ね合いを、どのように考えたらよいのか。フランスなど諸外国の法規制の現状を参照しながら、憲法が掲げる「信教の自由」の思想的背景を明らかにし、宗教と社会、国家のあるべき関係を考えていく。弁護士の金塚彩乃氏、憲法学者の駒村圭吾氏、近世文学者の田中優子氏、旧統一教会問題に詳しい櫻井義秀氏、宗教学者の島薗進氏、牧師・宗教学者の小原克博氏が徹底討論する。

去年12月、旧統一教会による被害者を救済するため、不当な寄附行為を禁じる新しい法律が成立した。宗教団体への法規制と憲法が保障する「信教の自由」との兼ね合いを、どのように考えたらよいのか。シリーズ4回目となる今回は、弁護士の金塚彩乃氏、憲法学者の駒村圭吾氏、近世文学者の田中優子氏が討論に参加。旧統一教会問題に詳しい宗教学者の櫻井義秀氏、宗教学者の島薗進氏、牧師・宗教学者の小原克博氏と共に考えていく。

視聴者から多かった反響は「旧統一教会問題では女性や子どもの被害が多いように思われる。この問題を女性の視点も加えて検討してほしい」という声。シリーズ3回目となる今回は、尼僧・宗教学者の岡田真水氏、カトリック修道者の原敬子氏、イスラーム研究者の八木久美子氏が討論に参加。旧統一教会問題研究者・櫻井義秀氏、僧侶・釈徹宗氏とともに、宗教における性差別や“2世”問題について考える。進行は宗教学者・島薗進氏。

『ほめるということは花に水をあげるようなものだ』

2023-07-18
facebook 北原照久さん曰く
1950年代に作られた、犬が花に水をあげるバッテリーのオモチャです。
今日の言葉は『ほめるということは花に水をあげるようなものだ』
1950年代に作られた、犬が花に水をあげるバッテリーのオモチャです。
どんなきれいな花でも、水をあげなければ枯れてしまいます。相手のいいところをいつも見る習慣をつけましょう。ほめられて悪い気がする人はいないし、ほめられると向上心も生まれてくるものです。鏡の法則というのがあって、こちらが相手のいいところを見れば、相手もこちらのいいところを見てくれます。まさにほめるというのは人間関係の潤滑剤ですね。

人種の多様性に揺れるアメリカ~違憲判決の波紋~ NHK解説委員室

2023-07-14

【宮沢賢治と『法華経』】

2023-07-12
facebook 柴崎 義雄さん曰く
【宮沢賢治と『法華経』】
「宮沢賢治」(1896(M29).8.27~1933(S8).9.21(37歳))が熱烈な『法華経』信者であったことについては、つとに知られているところですが、私はそのこと(法華経との関係)を知る前から賢治のファンでした。小学校高学年で小説(童話)を休み時間にも読むなど、夢中になりました。
そして、最近読んだ渡邊寶陽・立正大学元学長著『『法華経』のはなし』(佼成出版社、2019年、p.144)では、おおむねつぎのように述べられています。
『法華経』「安楽行品第14」には、「髻中明珠(けちゅうみょうじゅ)の譬え」が説かれています。強い力で悪を滅ぼし、平和をもたらす「転輪聖王(てんりんじょうおう)」は、決して武力によって人を傷つけない理想の王です。釈尊もまたそのようにして、人々を導きました。そしてその願いを継承する菩薩は、「五陰魔(ごおんま)・煩悩魔・死魔」と闘い、「三毒(貪(とん=貪り)・瞋(じん=瞋り)・痴(ち=愚痴)」を滅ぼす姿として描かれます。菩薩は、そのような大功勲をたてて「髻中の明珠」である『法華経』を説いてもらったのです。「五陰魔」とは、身心の構成要素による苦悩や心を乱す魔ですが、また「死魔」にも直面した末期に、賢治はまさに苦しい病床にあって、これと闘う菩薩をイメージしたと思われます。
そのあたりを渡邊先生はまた、つぎのように書かれています。
(p.144後ろから4行目)
「宮沢賢治は、病床で息を吐き息を吸うという、生の根源である呼吸が困難な状態と闘いました。その苦しみの中で、苦からの解放、ほんとうの菩薩の境地を求め、この経門(安楽行品(あんらくぎょうほん))を心の支えとしました。「雨ニモマケズ手帳」(S6.10.上旬~S7.初め[1])p.83[2]=全集13巻上p.537-538)で賢治は、ほんとうの救いを妨げる魔と闘いつづける真実の生の尊さを、この安楽行品の心を通じて、私たちに呼びかけております。」
ちなみに、いわゆる『雨ニモマケズ』手帳は、賢治の死後に発見され、公刊後、今でも教科書に載るほど有名な「雨ニモマケズ」が書かれているものですが、その最終部分には、日蓮聖人の曼荼羅(まんだら)を略したものが書かれています。(残念ながら教科書には載っていませんが。。。)
また、宮沢賢治研究家で高校教諭のあと秋田大学の講師を務めた「田口昭典(あきすけ)」氏の『宮沢賢治と法華経について』(星雲社、2006年)によれば、「雨ニモマケズ手帳」は、賢治の最晩年に書かれたもので、病床にあっても、ここに書かれた曼荼羅を拝み『法華経』からの引用文を読んでいたと推察されるとしている。例えば、有名な「道場観」(まさに知るべし、この処はすなわちこれ道場なり。諸仏ここにおいて(阿耨多羅三藐)三菩提を得、諸仏ここにおいて法輪を転じ、諸仏ここにおいて般涅槃したもう)という如来神力品の長行の最終部分も最初の第1ページに記されており、これは賢治が、病床を「即是道場(そくぜどうじょう=今ここは、修行の場である)」と考えていたことを示すと言う。ちなみにこれは、賢治が会員であった日蓮系在家仏教団体「国柱会(田中智学会長)」の会員が必ず持っていた『妙行正軌(せいき)』の巻頭に掲げてあったものである。(田口:p.196-197)(全集13上:p496-497)
実は私も、最近約2か月間、病床にありました。一時は意識を失うほどで、退院後も、いまだに硬いコルセットをはめ、強い薬を飲んでいます。そして熱が下がって来つつある時、なぜ私はこういう状態になったのか、真剣に考えました。そして、これまでの言動を反省するとともに、私にはまだこの娑婆世界で「菩薩として」やらなければならない仕事があるのだ、ということに気づきました。そのため「菩薩の自覚」をもち、心底から「仏(真理)」を信じるために、ベッドの中で『妙法蓮華経』を、毎日1品づつ黙読しました。そのせいかどうかはわかりませんが、なんとか退院することができました。
幸か不幸か、退院後もまだ外出ができないため、趣味のひとつである仏教の本がたくさん読めます(苦笑)。そして、少しずつその内容をまとめ、SNSで発信し始めています。これも、「五陰魔・煩悩魔・死魔」と闘う菩薩の行いだと思っています。
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(脚注)
[1] 『宮沢賢治全集』13巻上、覚書・手帳(校異篇)(筑摩書房、1997年)
[2] 賢聖軍:破煩悩魔、破五蘊魔、破死魔 (「雨ニモマケズ
 手帳」83頁)
・凡愚者:常在転展、在諸魔手中(同84頁)
・病:去恐怖時 半癒
・離憂愁時 全治(同85~86頁)

"ゼロゼロ融資"返済本格化 中小企業の危機を避けるには NHK解説委員室

2023-07-14

新型コロナに苦しむ中小企業を救うために講じられた、“ゼロゼロ融資”。

返済の時期を迎えたいま、過剰な借金を抱えた多くの企業が倒産を余儀なくされるのではないかという懸念が広がっています。

地域経済への影響を避けながら、いかに問題の解消を図るのか。その道を探ります。

【コロナは企業に何をもたらした】
3年前の2020年春。

新型コロナの感染拡大で人の動きが抑制され、経済活動が停滞しました。

その結果、飲食店や宿泊業などのサービス業を中心に、膨大な中小企業が深刻なダメージを受けました。

売り上げが蒸発する一方で、店舗の家賃などの固定費はかかり続けるため、赤字に陥り、多くの企業にとって、そのままでは存続が危ぶまれる事態に直面しました。

【“ゼロゼロ融資”とは何か】
そこで政府が採用したのが、中小企業を対象とした実質無利子・無担保のいわゆる“ゼロゼロ融資”です。

2020年3月から政府系金融機関が取り扱いを始めました。申し込みが殺到したこともあり、5月から急きょ民間の金融機関も受け付けました。

コロナの前より売り上げが15%減ったなど一定の条件を満たせば、担保がなくても資金を借りることができました。さらに利子の分も3年間、都道府県などが穴埋めするため、負担しなくて済みます。

融資はあわせて政府系がおよそ20兆円、112万件、民間がおよそ23兆円、137万件に上りました。いかに多くの中小企業がこの融資に頼ったかが分かります。


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