闘いの歴史
闘いの記録 (戦争と人間)
秋篠宮家の長男・悠仁さま(15)が4月から筑波大学附属高校(筑附)に進学することになった。
現在通学するお茶の水大学附属中学と筑附の間で設けられた「提携校進学制度」を利用しての進学だと宮内庁が発表しており、皇位継承者が学習院以外の高校に入学するのは戦後初のこと。
筑附といえば偏差値70を超え、毎年東大に20~30人合格者を輩出する男女共学の進学校だが、自由を重んじる校風で、「制服もなく、ガリ勉学校という雰囲気はない。部活に委員会にと、のびのびと過ごす生徒が多いです」(OB)。
そんな筑附で、悠仁さまを待ち受ける最大のイベントが入学早々にやってくるという。
「1年生の7月に行なわれる『蓼科生活』です。長野県北佐久郡の蓼科高原で3泊4日の合宿をするのですが、これは筑附生の間で“その後の学校生活を左右する”と言われる天王山。合宿はクラスごとに行なわれ、登山に飯盒炊爨、餅つき、キャンプファイヤーと、いわゆる林間学校的なイベントです。高校入学組が中学からの内部進学組に溶け込むための親睦会的な意味合いが強く、この合宿で距離を縮めないと、その後も浮いちゃうんです。筑附は3年間クラス替えがないので」(同前)
蓼科といえば、元皇族の東伏見宮家の別荘を改装した「ホテルハイジ」をはじめ、皇室御用達の施設が多数ある。今年の開催は新型コロナの収束状況次第だが、悠仁さまにとっては“ホーム”ともいえる地だ。
「クライマックスは夜の肝だめしです。男女ペアになり、真っ暗な山道を提灯ひとつで歩いて行く。引率のOBや宿の管理人が道中でお化けに扮して脅かしてくるのですが、これが怖いのなんの。ペアはくじ引きで決まり、その後カップルになるケースも珍しくない。“蓼科マジック”と呼ばれています」(別のOB)
悠仁さまも肝だめしで大切な人を見つけるかもしれない──のだが、ひとつネックが。宮内庁担当記者が語る。
「当然ですが、悠仁さまには複数の警護が付きます。合宿中も例外ではありません。肝だめしの最中も、おそらくは遠巻きに見守るのでしょう」
いささかムードに欠けるものの、悠仁さまには存分に青春を謳歌してほしい。
※週刊ポスト2022年3月11日号
日系人強制収容「二度とないように」 恥ずべき出来事と米大統領
Facebook 時事通信社さん曰く
第2次大戦中に米国で起きた日系人強制収容の根拠となった大統領令署名から、19日で80年を迎えた。これに先立ちバイデン米大統領は18日、「わが国の歴史で最も恥ずべき出来事の一つだ」とする声明を出し、「日系人への連邦政府の公式謝罪を改めて確認する」と表明。日本語で「Nidoto Nai Yoni(二度とないように)」と過ちを繰り返さない決意を示した。
真珠湾攻撃翌年の1942年2月、当時のフランクリン・ルーズベルト大統領が大統領令9066号に署名。日系人約12万人が正当な理由なく「敵性外国人」として収容所に送られ、過酷な生活を強いられた。
バイデン氏は声明で、日系人が自宅や職、財産だけでなく「全ての米国人に等しくある基本的自由すら失った」と指摘。強制収容の歴史が「人種差別、恐怖、外国人排斥を許せば、悲劇的な結末を招くことを現代のわれわれに気付かせてくれる」と記した。
その上で「日系米国人だけでなく、世界に意味を持つ米国人の物語だ」と語る元収容者の言葉を紹介。「今後、こうした『米国ならざる行為』に一切関与しない」と誓った。