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真宗聖典(S_JIS 版)検索システム--- 生まれた意義と生きる喜びを見つけよう! ---
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今、私達に出来る事
【Shows at Home】民衆の歌 / Do You Hear The People Sing ? - Les Miserables -
民衆の歌 The People's Song 「レ・ミゼラブル」より
https://www.youtube.com/watch?v=MNIyjmd-LwI
◆ジャン・バルジャン/吉原光夫
◆ジャベール/伊礼彼方
◆ファンテーヌ/濱田めぐみ
◆エポニーヌ/昆 夏美
◆マリウス/海宝直人
◆コゼット/生田絵梨花
◆アンジョルラス/小野田龍之介
◆テナルディエ/駒田 一・斎藤 司
◆マダム・テナルディエ/森公美子
◆コンブフェール/中井智彦
◆クールフェラック/持木悠
◆フイイ/杉浦奎介
東京五輪「中止検討せざるを得ない」組織委顧問の千玄室氏 現状での開催に危機感
新型コロナウイルスの感染拡大で1年延期された東京五輪・パラリンピックについて、大会組織委員会の顧問を務める茶道裏千家の千玄室前家元(97)が、京都新聞社の取材に応じた。千氏は「来年までに世界各国で収束しないと準備ができない」と話し、現状での五輪開催に危機感を示した。
延期が発表された3月24日、安倍晋三首相と国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長は、中止はないと確認。一方で、組織委員会の森喜朗会長は、再延期は「絶対ない」との見方を示し、バッハ会長も今月、英BBC放送のインタビューで、来年開催されなかった場合、中止となる見通しを示している。
https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/263872?fbclid=IwAR0TSMWXC_ZhLFj9e23wDePy029e2OZhPYp_vf4dE9zdsrDcZ4nhIuDg-HY
関西でも宣言解除
社説:京都も宣言解除 油断せず冷静に行動を
コロナ情報について
カトリック東京大司教区 大司教からの発信
カトリック東京大司教区 大司教
菊地功
日本政府による緊急事態宣言を受けて
4月7日付で、政府から今回の新型コロナウイルス感染症拡大を受けて、緊急事態宣言が発表されます。東京都と千葉県は、その対象地域の中に入っております。期限は一ヶ月と報道されています。
東京教区としては、3月24日付で発表した「新型コロナウイルス感染症に伴う3月30日以降の対応」に基づいて、「感染しない、感染させない」ことを念頭に、自分の身を守るだけではなく他の方々への十分な配慮をもって、対応を続けてまいります。
同文書では、「当面の間」として主日のミサの義務の免除と公開ミサの中止を定めております。これについては、残念ですが、少なくとも緊急事態宣言が解除される5月9日頃までは継続せざるをえません。4月末を目途に、ゴールデンウィーク以降の対応について、あらためてお知らせいたします。
なお、今回の緊急事態宣言に伴って、いくつかの変更点とお願いがあります。
1:ミサ以外の諸行事について
ミサ以外の諸行事・会合に関しては、緊急に必要な場合を除いて、どのような規模であっても、緊急事態宣言が解除されるまでは、中止または延期としてください。
2:ゆるしの秘跡について
ゆるしの秘跡が必要な方は、司祭に相談ください。ただし、従来の箱形や個室型の「告解室」の利用は避けてください。
応接室などで、少し距離を置いて、互いにマスクを着用の上、秘跡を受けてください。
3:洗礼式と合同堅信式について
復活祭に予定されていた洗礼式は、大変残念ですが、緊急事態宣言が解除されるまでは、緊急時を除いて、後日に延期といたします。
第二バチカン公会議の教会憲章に、「聖霊の働きのもとに、明らかな意志をもって教会に合体することを願っている洗礼志願者は、その望みそのものによって教会に結ばれており、母なる教会は彼らをすでに自分のものとして愛と配慮をもって迎え入れる(14)」と記されています。残念ながら洗礼は少し先になってしまいますが、志願者の方々には、「教会に合体することを願っている」明らかな意思があるときに、すでに教会共同体の一員となっていることを、心にとめていただけると幸いです。
なおそれに伴って、それぞれの方の学びや準備のことなども考慮して、5月31日に予定されていた教区合同堅信式は、残念ですが今年は中止といたします。
4:葬儀について
感染が拡大していますので、参列者や司祭だけでなく、葬儀社の方々も感染の危険にさらされています。ご遺族の皆様には司祭とよく話し合い、例えば火葬を先に済ませて、後日事態が落ち着いてから葬儀を行う可能性もお考えください。
教会は、一人ひとりのいのちを守ることを優先し、今回の事態に対応していきたいと考えています。また、困難な事態が長引く中で、孤立する人、経済的に困窮する人、理解の相違から排除されたり、対立の中に巻き込まれる人など、様々な形でいのちが危険にさらされる可能性があります。
死に打ち勝って復活された主イエスは、新しいいのちの希望を、わたしたちに与えています。困難な状況の中にあるからこそ、わたしたちは孤独の鎖を打ち砕き、互いに支え合って立ち上がり、希望の光を社会の中に掲げたいと思います。
互いに集まることができないとしても、信仰によって結ばれていることをあらためて自覚し、目に見えない霊的な教会共同体に属していることを思い起こしましょう。一人ひとりのいのちを守ることを最優先として、心配りの日々を過ごしてまいりましょう。
どうか、祝福に満ちた復活祭を迎えられますように。
以上

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WHOからのお願い
山中信弥教授の発言
鎌田先生からの提言
新型コロナウイルスの感染拡大が世界中で続いている。医師で作家の鎌田實さん(71)が、日本の置かれた現状を分析し、感染予防としての手だて、未知のウイルスとどう向き合っていくべきか、今後の課題を語った。
医療崩壊させないことを前提にしたPCR検査の拡充、政治リーダーの冷静なかじ取りと市民1人1人の予防策の徹底が急務だ。
◇ ◇ ◇
新型コロナウイルスの致死率を見てみましょう。14日現在、全世界で14万2584人が感染、うち5395人が死亡しており致死率は約3・8%です。日本国内に限っては1482人が感染、29人が亡くなりました。日本の致死率は約2%で世界平均より2%近く下回っているのが現状です。
季節性のインフルエンザの致死率は0・1%です、SARS(9%)やMERS(35%)と比べても低いデータであることが分かります。一方で、最近になって感染拡大しているイタリアでは2万1157人が感染、1441人が死亡し、致死率が約6・8%と突出し、医療崩壊が起きていることが考えられます。
新型コロナウイルスの感染力については、インフルエンザよりも強いと考えた方が良いでしょう。WHOは1人の感染者から感染する人数が2・2人という見解を示していますが、アメリカのロスアラモス研究所は4・7~6・6人という見方をしています。インフルエンザが1・32人なので、感染力は強いとみられます。
現在の日本では、医療現場の余力はありますが、クラスター感染が顕著な愛知県では、ベッド数が足りなくなってきています。兵庫県では地域の中核病院で医師に感染者が出て救急と外来診療を止めている状態です。日本でも看護師や介護士、医師が感染し始めています。医療崩壊が起こらないかとても心配です。
日本国内で、これ以上の感染拡大を防ぐには、医療崩壊させないようにしながら、PCR検査をもっと医師の裁量で実施できるようにすることが効果的です。実際に和歌山県ではPCR検査を積極的に使って収束させています。
軽症が約8割とされ、自然治癒する人もいます。日本では万一重症化した場合でも治療ができる施設が整っています。重症者や高齢者、持病のある人を優先的にリスクから守っていくためにも、軽症の患者さんを自宅待機してもらうという方法も必要でしょう。自宅待機でも、陽性かどうかを分かっているほうが家族に感染させる率が低いはずです。それではパニックになる、という意見もありますが、インフルエンザではそれができています。
レストラン、映画、イベント関係者の生活を守るためにも、迅速検査キットを使えるようになったら疫学的調査も考えてほしいです。疑陰性や偽陽性の問題(一度陰性と診断されても次の検査で陽性反応が出る)はありますが、陽性率が低ければ水際対策を強化する。高ければインフルエンザに近い対応にして公衆衛生の注意喚起を高めなければいけません。感染症対策を講じながら、学校や経済活動を安易に止めないように防疫と社会の動きが共存する方法を模索する必要があります。全国的な休校は効果がさほど期待できないので早くやめるべきでしょう。
予防ワクチン、治療薬はSARSの時で9カ月かかりましたが、世界が総力を挙げて取り組むことで今回もできると思います。そうなれば劇的に今の危機的な状況も変わってきます。
あやしいと思ったら堂々と検査を受けられやすくして、陽性だったらまず自宅で休むことにする。そんな意識改革が必要です。そろそろテレビは陽性患者を追い掛けすぎないようにしてほしい。
家庭でできることは、手洗いやアルコール消毒、換気を心がけていくことです。マスクは無理にしなくてもいい。人にうつさないというエチケットや、鼻や喉の線毛の湿潤を保つことでウイルスから粘膜を守る効果はあります。品薄になっていますが、マスクが手元にあるようでしたら、着用したほうがいいと思います。(聞き手・上岡豊)
◆鎌田實(かまた・みのる)1948年(昭23)6月28日生まれ、東京都出身。東京医科歯科大医学部卒。長野・諏訪中央病院院長で「健康づくり運動」を実践。脳卒中死亡率の高かった長野県の長寿日本一に貢献した。04年からイラク支援を始め、小児病院へ薬を届けたり北部の難民キャンプ診察も続ける。コメンテーターなどで活躍する他、文化放送「鎌田實×村上信夫 日曜はがんばらない」(日曜午前10時)に出演中。
鎌田實医師
たとえば、リストラをされた人の場合で言えば、もう一度、ていねいに生き直してみることによって、何かが変わってくると思うんですね。食事をするにしても、めんどくさいからといって、簡単にレンジでチンして食べるのではなく、ご飯をお米から炊いてみる。みそ汁を自分の手で作ってみる。ご飯とみそ汁だけでいいじゃないですか。ていねいな手作りの食事を繰り返して食べているうちに、ある種の生きる意欲も湧いてくることがあるんじゃないか。
大きな希望を抱くより、ささやかな毎日をていねいに生きていくこと、それが「あきらめない」生き方だと思うんですね。
「ラジオ深夜便 こころの時代
命は不思議でいとおしい / 鎌田實」より
※ネット上にあった同じ意趣の
鎌田實師のことば
何もする気が起きないものだけれど、そういうときこそ丁寧な生活を送ることが大事。
ご飯とみそ汁だけでいいから、丁寧に米をとぎ、ご飯をつくってみよう。それをゆっくりと昧わってみよう。
精神的につらいときは、ご飯なんてどうでもいいと思ってしまう。冷凍ご飯をチンしてもカロリーは同じと考えてしまう。でも、つらいときほど、何も考えずに無心で米をとげばいい。
テレビのスイッチを切って窓の外の季節を感じながら、ご飯とみそ汁だけのシンプルな食事をとる。すると、自然とつながっている自分のいのちが見えてくる。ときにはおかずなんていらないのだ。それだけでいい。ただ丁寧に、一日一日を大切に暮らしていればいい。
そして、自然の中にじっくり身を置く。ベランダに出て夕日を見てみよう。喧噪の街でも夕日は美しい。日は沈むけれど、翌朝には再び昇る。雨の日は夕日は見えないけど、どこかに太陽はあるのだ。
大きな自然の中で、ぼくたちは生きている。そのことに気がつけば、生きる力が必ずわいてくる。
仰せを蒙りて
お釈迦様の話
釈尊の生涯と教え
釈尊のお説法
「成道会(じょうどうえ)」―釈尊が悟りを開かれた日
「成道会(じょうどうえ)」―釈尊が悟りを開かれた日
釈尊の生涯に深く関連する日のひとつが、12月8日です。
この日は何の日ですかとお尋ねすると、「太平洋戦争開戦の日=真珠湾攻撃の日」「ジョン・レノンが亡くなった日(今年は40年目を迎えます)」、あるいは地方によっては「針供養の日」という答えが返ってきます。「お釈迦様がお悟り(さとり)を開かれた日でしたね」というお答えは、ご門徒の皆さんからもなかなか出てきません。12月を迎えるとともに、街はクリスマス一色となり、ますます「成道会」の存在は、かき消されてしまうようです。
およそ2500年前、東北インドにあった小国「シャカ国」の王子シッダールタは、地位・財産・名誉など私たちが欲するすべてのものに恵まれ、何不自由なく過ごしていました。しかし、老人や病人さらには死人との出遇いをとおして、人として生まれた以上、老・病・死からまぬがれることができないという「わが身の事実」に気づき、思い悩みながら、真の幸せとは何かと深く考えていました。
その時、出家をし、質素な身なりながらも、心身を制御しながら善につとめ心穏やかな境地を求める生き方に励む「沙門」と出遇いました。29才のとき、意を決してお城を出て、修行生活に入りました。もちろんお城は大騒ぎ。沙門となった王子を見つけたマガダ国王ビンビサーラは、財や軍隊をあげるから国に戻ってはと申し出ましたが、「私はこの生活を楽しんでいます」といって、その申し出を断っています。
シッダールタは、師をみつけて瞑想の方法を学びましたが、その境地には満足せず、5人の仲間とともに断食をはじめとする厳しい苦行を続けましたが、求める境地にはいたることができず、修行を放棄します。ほぼ骨と皮だらけの体を河に入って清め、ふらふらと歩いている苦行者を見た村娘スジャーターは、神様に捧げようとして持っていた乳粥を彼に与えました(この娘の名がコーヒーに入れるミルク製品名になっています)。元気を回復したシッダールタは、近くにある大きな樹(ピッパラ樹)の下に座し、深い瞑想に入りました。
その時、彼の前に悪魔(マーラ)が現れます。武器や雨風で襲いかかり、あるいは美しい女性を登場させて誘惑をしたり、あらゆる手段を用いて邪魔をしました。このマーラの襲来は、内面の様々な欲望との闘いや苦行を棄てたことへのうしろめたさを表しているといわれます。しかし、悪魔の襲来を降伏(降魔)され12月8日の明け方、明けの明星が輝くなか、悟り(बोधि, bodhi:菩提)を得られ、ブッダ(बुद्ध, Buddha)「目覚めたもの」となられました。この出来事を「降魔成道」といいます。お城を出て6年目、シッダールタ35才の時のことです。以後、ブッダ(仏陀)と呼ばれます。
瞑想に入られた大きな樹は後に「菩提樹」と呼ばれるようになりました。また、悟りを得られた場所は、ブッダガヤとよばれ仏教聖地の一つとして世界中から仏教徒がお参りに来られます。現在この地には、52メートルの大塔が建っており、世界遺産となっています。
「さとり」とは何か。どのようなことに「目覚められた」のかは、またいずれ。
ちょっといい話
田畑正久先生より
今月のことば 平成27年7月のことば
今月のことばは、平野恵子さんの『子どもたちよ、ありがとう』という書籍の一節です。
平野さんは、岐阜県高山市にある浄土真宗の寺院の坊守(住職の奥様)で3人の子供のお母さんでしたが、41歳という若さで腎臓ガンのため亡くなりました。『子どもたちよ、ありがとう』という本は、39歳で病を発症してから亡くなるまで、2年間の闘病生活の中で書かれた子どもたちへの手紙(遺言)です。
平野さんは、病を患うまでは、いたずらっ子の息子さん、寝たきりの病気を患う重症心身障害児のお嬢さんの子育てに、なぜ我が子だけが、と自分の思い通りにならない憤りや失望を感じておられたそうです。しかし、残された時間がわずかだと悟った時、子供達への途方もない愛情と「ごめんね」、「ありがとう」という胸に溢れる感謝の気持ちに気づき、自分が今できることは何かを必死に考えたのです。以下、平野さんの言葉を引用します。
「実は、お母さんはとてもわがままな人間で、自分の思い通りにならないと腹が立つのです。そして、なんとかしようと頑張ってみるのですが、それでも、やっぱりどうにもならないと、今度はがっかりして、泣きたくなるのです。ずうっと昔からそうでした。特に、結婚して、あなた達が生まれてからは、毎日毎日が、失望と苛立ちの積み重ねでした。―」
「―お母さんの病気が、やがて訪れるだろう死が、あなた達の心に与える悲しみ、苦しみの深さを思う時、申し訳なくて、つらくて、ただ涙があふれます。でも、事実は、どうしようもないのです。こんな病気のお母さんが、あなた達にしてあげられること、それは、死の瞬間まで「お母さん」でいることです。元気でいられる間は、御飯を作り、洗濯をして、できるだけ普通の母親でいること、徐々に動けなくなったら、素直に、動けないからと頼むこと、そして、苦しい時は、ありのままに苦しむこと、それがお母さんにできる精一杯のことなのです。そして、死は、多分、それがお母さんからあなた達への、最後の贈り物になるはずです。―」
「―人生には、無駄なことは、何一つありません。お母さんの病気も、死も、あなた達にとって、何一つ無駄なこと、損なこととはならないはずです。大きな悲しみ、苦しみの中には、必ずそれと同じくらいの、いや、それ以上に大きな喜びと幸福が、隠されているものなのです。素行ちゃん、素浄ちゃん、どうぞ、そのことを忘れないでください。たとえ、その時は、抱えきれないほどの悲しみであっても、いつか、それが人生の喜びに変わる時が、きっと訪れます。深い悲しみ、苦しみを通してのみ、見えてくる世界があることを忘れないでください。そして、悲しむ自分を、苦しむ自分を、そっくりそのまま支えていてくださる大地のあることに気付いて下さい。―」
「―お母さんの子どもに生まれてくれて、ありがとう。本当に本当に、ありがとう。あなた達のお陰で、母親になることができました。親であることの喜び、親の御恩の深さも知ることができました。そして、何よりも、人として育てられる尊さを知りました。あなた達のお陰で、とても、にぎやかで楽しい人生でした。―」
命の期限を意識した時、とてつもない苦しみを味わった時、平野さんの生きている世界が、見える景色が変わったのだと思います。今まで不満に思っていた日常が、私が中心だった世界だったことに気づき、本当はなんとありがたい世界であったのかと感じたのでしょう。最後に自らの死を贈り物とし、悲しみ、苦しみを通してのみ見える世界がある、そして、どんなに辛い時もありのままの自分を支えてくれる大地(仏の願い)があると残したメッセージ、それは最後に母が子に伝えたかった真実でした。 (宗教部)
真宗コラム
親になる、子になる 作家 川上未映子さん
かわいい=モテという画一化された価値観に反発した。高校のデザイン科へ進学し、金色にした髪には毛糸を編み込み、鉄板入りの安全靴を履いていた。いかに目立つか、より面白いか、そのほうがモテることより断然価値があると思った。
女の子は生まれたときから「女の子らしくしなさい」と言われるんですね。やっぱりお金があったり、地位のある人と結婚できるようにという教育ですよね。ある程度までは自分を出して頑張ってもいいけど、決して男の人より稼がない、学歴もつけないでと言われてきたわけです。だから医科大の、男性に下駄を履かせるということにもなってくる。
昭和の時代に、スカートめくりが流行ったんです。男の子がスカートをめくるということは、男の子がその女の子を性的な欲望の対象にすることです。そんなの犯罪ですよ、子どもであってもね。でも、それが本当にマヒしていて、欲望されないことが恥ずかしいという逆転の構造が起きる。スカートめくりされると人気があるみたいなね。されない子は自分を惨めに思う。「私には誰も男の子が寄ってこない」ということを、自分をはかる価値の一つとして見てしまう。そんな悲しいことがあったんですね。
三十五歳で母親になった。子どもが生まれて、完全に変わったことが二つ。一つは自分と母親との関係、二つ目は夫婦関係である。
複雑な家庭環境だったので、自分が母を守らなければと思っていたんですね。母が朝から晩まで働いていた。だから、自分が生まれてくる子どもにしてあげられることがあるなら、全部母にしてあげたいと考えていたんです。でも、子どもを産んでみたら、母親というのは子どもが元気で笑っていればそれでいい、生きていてくれればそれでいいんだということが実感できた。親というのは子どもに何も求めていないんだということが分かって、私は初めて母親のことを忘れることができたんです。母のことをもう心配しなくていいと思えた。子どもを産んで親になって、私は初めて母の子になれたんです。
もう一つは、出産を経験した夫婦は家族になっていく過程と表現する人もいますが、私の場合は違って、夫は完全なる他人になっていきました。恋愛中って頭がふわっとしているし、お互い余裕があるから優しくできる。結婚してもしばらくは恋人同士のまま。本当に地が出るのは生まれてから。夫婦はもう一度出会い直すことになる。お互い、もう同じ人と思ってはいけないんです。
心の底から幸せだと思っている人でも、やっぱり孤独はあるんです。誰も自分の代わりに死んでくれないし、自分の身体を生きてくれる人はいない。小説を書くとき、その孤独というものが大前提にあるように思います。
かわかみ・みえこ
大阪府生まれ。08年、『乳と卵』で芥川賞を受賞。09年、詩集『先端で、さすわ さされるわ そらええわ』で中原中也賞。10年『ヘヴン』で芸術選奨文部科学大臣新人賞。13年、詩集『水瓶』で高見順賞、短編集『愛の夢とか』で谷崎潤一郎賞。16年、『あこがれ』で渡辺淳一文学賞。19年、『夏物語』で毎日出版文化賞(文学・芸術部門)など受賞歴多数。
時機相応について 時代と人
50年以上前に 今の世界を予見していた 地球だ!地球に戻っていたんだ
ちょっと気になる歌・唄
「春よ、来い」
作詞家 五木寛之
五木寛之(作詞)作品集
旅の終わりに 冠二郎
青年は荒野を目指す ザフォーク・クルセダーズ
愛の水中花 松坂慶子
二丁目の子守唄 ミルバ
ひとり暮しのワルツ 石黒ケイ
四季・奈津子 チェリッシュ
織江の唄 山崎ハコ
女人高野 田川寿美
夜明けのメロディー ペギー葉山
東京タワー / ミッツ・マングローブ
はいだしょうこ「にじ」- きっと明日はいい天気
はじめてこの曲を聴いた時、元気づけられたのと同時に、明るい曲なのになぜか涙が出ました。 そして、私がこの曲を大好きになった時には、もうすでに、幼稚園や保育園では大人気の曲。ということを知りました。 歌ってください! のリクエストも多く、今回歌わせて頂くことにしました。 「きっと明日はいい天気」 私が、この曲で、元気づけられ、また明日も頑張ろう! と思えたように、 皆様にも「にじ」が届きますように。。。
<演奏曲情報>
作詞:新沢としひこ
作曲:中川ひろたか
歌:はいだしょうこ
ピアノ演奏:YUKA
音楽プロデュース:赤坂東児
花は咲く 山鉄バージョン
連続テレビ小説「あまちゃん」の舞台の一つとしても知られています。
2019年3月23日、JR東日本から、復旧工事を終えた宮古と釜石の区間が移管され、全長163キロの三陸鉄道「リアス線」として1本のレールで結ばれました。
番組では、旅情を誘う鉄道と沿線地域の風物を織り交ぜ、震災からのさらなる復興を応援します。
また、本番組の制作に際し「花は咲く」の作曲家・菅野よう子のアレンジによる新たな音源で、鉄道ファンとしても知られる二人のデュエットが実現しました。
BSプレミアム「六角精児の呑み鉄本線・日本旅」でもおなじみ、俳優の六角精児。
そして連続テレビ小説「まんぷく」でもおなじみ、「時刻表」の表紙にも登場した女優の松井玲奈。番組では二人が三陸鉄道に乗り込みます。
https://www.youtube.com/watch?v=wazwInwECSc&feature=youtu.be
リレハンメルオリンピクです。
ちょっと気になる絵
秋篠寺の伎芸天
日本橋三越本店 Nihombashi Mitsukoshiと言えば・・・。
日本武道館は、東京の九段にあります。
国宝
春日大社では、だ太鼓が所蔵されていた宝物殿を平成28年に改修。工事に合わせ、だ太鼓自身の修復も並行で作業。2019年3月、4年に及ぶ修理が完了。だ太鼓が宝物殿に戻り広く一般に公開されるようになりました!
鼉太鼓は屋外の舞楽演奏に用いる左右一対の太鼓です。春日大社のものは源頼朝寄進との伝承がある鎌倉時代の作で、総高6m58cm。日本最大級の大きさを誇り、また鎌倉仏師の手による最高峰の彫刻で飾られています。
本特別展は、4年におよぶ本格修理によって見事復活を果たし本来の伸びやかで繊細かつ荘厳な姿を取り戻した鼉太鼓が4年ぶりに春日大社に戻り、国宝殿にて二基一対で初めて公開されることを記念するものです。
本展示では、鼉太鼓を中心に楽人たちが歴代大切に守り続けてきた重要文化財の舞楽面や国宝の楽器などを合わせて展示します。
この春は春日大社国宝殿で鼉太鼓が生み出す超迫力と春日舞楽が醸し出す優雅な雰囲気とに魅了されましょう。
龍と鳳凰と巴の話
龍と鳳凰と巴の話
[巴]
中国の太極の思想をうけた宇宙観、すなわち虚無が二つの宇宙から構成されており、陰と陽とから成り立っているという見方のもとに構図され、たとえば男女、明暗、肯定と否定など、極限の対立と調和を表す。
中国や朝鮮では二つ巴が用いられるが、日本では平安時代に奇数による日本的統制の和を示した三つ巴が完成した。
[龍]
森や草原、川などに住むさまざまな動物を複合して創造した想像上の霊獣で、水を司るといわれる。
龍が飛龍を生み、その飛龍が鳳凰を生んだことになっている。
中国では古くから龍のモデルの一つとなった蛇への信仰が篤く、脱皮に象徴される『死と再生』のシンボルであり、雨をよび、地下水を招く『水の循環』の象徴とされてきた。
一説によれば龍王には九子がおり、中の一子が啼いたり音を好む性質があるため、音色が良くなるよう梵鐘の竜頭や太鼓などの楽器に龍を配することがあるという。
[鳳凰]
さまざまな鳥類を複合して創造した想像上の霊獣。
体は美しい五彩に輝き、声はこのうえなく音楽的かつ高貴で、龍と同様楽器に縁がある。
四方のうち南を守る神といわれる『朱雀』を雌雄の対としたものといわれる。奈良時代に中国から日本に伝えられた鳳凰は、さらに日本の風土文物に調和する美しい姿に洗練された。