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飛行機

飛行機の世界

日航A350事故に総力を挙げる東京消防庁

2024-01-07
Responding Tokyo Fire Dept. Japan Airlines A350 fireball
(「グッド!モーニング」2024年1月4日放送分より)
羽田空港で日本航空と海上保安庁の飛行機が衝突、炎上した事故で、日本航空機内の様子が明らかになりました。脱出までの18分間を検証します。
 ■乗客「衝撃の後、エンジンに火が…」  暗闇に赤々と立ち上る激しい炎。もうもうとした煙とともに機体をのみ込みます。 乗客 「炎めっちゃ見えました。やばい絶対死ぬと思いました。受け入れきれなくて、整理できなくて、頭抱えているので精一杯という感じでした。何もできませんでした」 乗客 「着陸の本当に寸前のところで、一回大きな衝撃がドンときて。その瞬間にはもう自分の横のエンジン左右が火が出ていた」 乗客 「ただ事じゃないなと思ったので、一生懸命口ふさぐしかなかった。(機内は)煙がいっぱいで、息できないくらいになっちゃって」  日本航空516便と海上保安庁機が衝突して5人が死亡した事故。帰省客でごった返す空港は、大混乱に陥りました。 欠航となった人 「(Q.どこまで行く予定だった?)沖縄まで。(飛行機に)乗ってて、あと少しで出発という時に(事故が)あったみたいで。3時間くらい飛行機に閉じ込められてました」 
■全便欠航で…振り替え待ちの長い列  羽田空港は衝突したC滑走路を閉鎖し、全便を欠航。羽田空港の出発ロビーでは振り替えを待つ人で長い列ができました。 振り替えの手続きに並ぶ人 「羽田から北九州に帰る予定で。滑走路が止まってる状況で、乗れませんでした」 振り替えの手続きに並ぶ人 「(Q.どれくらい待っている?)2時間以上ですね」 「(Q.どこまで行く予定?)松山まで。正月にこちらの娘のところに飲み食いしに来たとこなんですけど」  Uターンラッシュのピークを迎えた3日もおよそ150便が欠航し、3万人以上に影響が出ました。 沖縄に帰る人 「(Q.何時間ぐらい待ってる?)一日丸々経ってるよね。(1月2日、3日合わせて)24時間」 「(Q.お子さんはどうですか?)疲れているとは思うが、それなりに今は過ごせています」 長崎に帰る人 「きついですね。もう帰らないと(会社の人に)怒られる」
 ■“奇跡の脱出劇”に海外メディアも…  今回、JAL機と衝突した海上保安庁機は、震度7の地震が起きた能登半島へ水や毛布、食料などの支援物資を届けに向かう途中でした。  衝突した瞬間から大きな炎を上げる日本航空の機体。乗客も死を覚悟したといいます。  “奇跡の脱出劇”に海外メディアも「全員生き残ったのは奇跡」「模範的な避難だった」などと報じています。  アメリカ・ニューヨークタイムズは、「全員が無事に脱出するのは不可能に思えた」と報じました。 
■緊迫の18分間で全員脱出  脱出までの“緊迫の18分間”に何が起きていたのか。機内で撮影された映像から全容が少しずつ見えてきました。  2日午後5時47分ごろ、JAL機が着陸し、衝突してからおよそ1分…。 動画撮影した家族 「燃えてる、燃えてる。なんか焦げ臭い」 「何これ、火出てる、火出てる」 「燃えてる臭いがする」  座席のすぐ横で、轟音(ごうおん)とともに燃える翼。エンジンの付近が赤く光ります。 動画撮影した家族 「ドーンと着陸した瞬間に前のモニター画面がぱっと明るくなって。横から熱気を感じたのを見たら、火が出ていた」  動画を撮影し始めて30秒ほどすると機体が炎を上げながら停止します。そして、衝突から4分後…。 客室乗務員 「鼻と口を押さえて、姿勢を低くしてください」 「荷物を取り出さないでください」  窓を覆いつくす赤い炎。機内では、子どもの泣き声とともに客室乗務員が指示をする大きな声が響き渡ります。乗客たちは座席で姿勢を低くし、口元を手で押さえている人もいます。  ほぼ満席の機内ですが、炎に包まれている状況でも大きな混乱は起きていません。 動画撮影した家族 「自分がいたのが右の羽側だったので、そっち側は一応エンジンの(火が)上がっているなというのは見えたが。ただ、反対側を見ると窓の外にも明らかにオレンジ色の火が上がっているのが見えてたので。そっち側がだいぶ激しく燃えてた」 「急いで逃げなきゃいけない場面なんで、急がせつつも、ある程度冷静ではあったと思う」  衝突から8分後の午後5時55分、撮影者は脱出しました。  ポンプ車が消火活動をするなか、次々とスライドを下りていく乗客。下りた付近には、乗客が立ち上がるのを補助している人たちもいます。中には、信じられないといった様子で振り返る人もいました。 動画撮影した家族 「軽率には言えないですけど、自分たちがこうやって助かっているのも運が良かったんだなと思っています」  機長がすべての座席を確認し、地上に下り立ったのは衝突から18分後の午後6時5分でした。  脱出完了してすぐ2分後には、機内からも炎が上がりました。30分後には、機体全体が激しい炎に包まれます。 
■CAの判断で“安全なドアだけ”開ける  奇跡とも言える、緊迫の脱出劇。日本航空で客室乗務員として10年以上勤務していた香山万由理さんは、乗客の“パニックコントロール”が、うまくいったことが死者を出さなかったカギだといいます。 ファーストクラスアカデミー代表理事 元JAL客室乗務員 香山万由理さん 「客室乗務員はサービス業として、ホスピタリティーとしては、感じがよくとか優しくというように教育を受けております。敬語を使って丁寧にサービスをしているのですが、保安要員になった時には敬語などは使わなくてよい」 「(事故当時)機内アナウンスのようなものも使えなかったですし、おそらくメガホンも使っていないのではないかと。地声で『大丈夫、落ち着いて』と太く大きな声で言う。それがお客様を落ち着かせる一つの言葉掛けになったのではないかと考えられます」  実際、機内の映像を見ると、客室乗務員の“大きな声”の指示もあり、パニックに陥っていなかった様子がうかがえます。  衝突時、機内のインターホンが使えなくなり、機長と連絡が取れなくなったため、客室乗務員は「自らの判断」で8カ所あるドアのうち機体の中でも安全な前方後方3カ所のドアだけを開け、客を脱出させました。 香山さん 「脱出訓練は一番大変で、一番重要なことだと考えております。お客様を助けるために私たち自身ができなかったら、誰もドアの開け方も分かりませんし。脱出の方法も分からないので、その訓練だけは徹底的にやっております」  そして、脱出の際には…。 香山さん 「怖くてちゅうちょする方もいらっしゃるんですね。その場合であっても、命第一優先ですので、そこは『降りてください』と言って、ぐっと腰を押して、降りるように誘導はしています」  1、2秒に1人という“ハイペース”で、脱出スライドに飛び込んでいく乗客。脱出の妨げになるため、「荷物を持っていかないように」という指示に従い、上着を着ていない乗客の姿も目立ちました。 ■管制との交信記録を公開  着陸機が降り立つ滑走路上に、離陸機が進入するというあってはならない状況。 運輸安全委員会 事故調査官 「ボイスレコーダーとフライトレコーダーの回収ができた。本当に使えるデータなのかは、これから作業する」  日本航空関係者によると、パイロットらは「管制からの着陸許可を復唱した後に、着陸操作を実施した」と話しているといいます。  3日に公開された交信記録によって、その際の詳細なやり取りが明らかになりました。 3日公開された交信記録(原文英語) 管制官 「JAL(ジャパンエア)516 滑走路34R(C滑走路)に進入を継続してください。出発機があります」 JAL516便 「JAL516 滑走路34Rに進入を継続します」 管制官 「JAL516 滑走路34R(C滑走路)着陸支障なし」 JAL516便 「滑走路34R 着陸支障なし」  日本航空の機体が管制官の指示を復唱し、確認しながら着陸に入っていることが分かります。海上保安庁機への指示は…。 3日公開された交信記録(原文英語) 管制官 「(海保機へ)C5上の滑走路停止位置まで地上走行してください」 海上保安庁機 「滑走路停止位置C5に向かいます」  交信記録では、待機位置への移動を指示されていて、その後、事故が起きるまで管制とのやり取りはありませんでした。  しかし、事故後に海保の機長は「管制から滑走路への進入許可を受けたうえで進入した」と説明。交信記録と機長の説明が食い違っています。  国の運輸安全委員会が経緯を調べるとともに、警視庁は特別捜査本部を設置し、業務上過失致死傷の疑いで調べる方針です。  日本航空は4日も63便を欠航し、1万2000人以上に影響が出る見込みです。 
(「グッド!モーニング」2024年1月4日放送分より) [テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

羽田空港で日航機が炎上

2024-01-03
【羽田で火災】元日本航空機長「何かが間違っていたと」
元日本航空機長「ひとつの滑走路に2つの飛行機あったのは何かが間違っていたと言える」
羽田空港の航空機炎上事故で、事故機の映像を見た元日本航空機長の山田不二昭さんは日本テレビの取材に対し、「普通、(管制が)着陸許可を出した飛行機が着陸して、滑走路を離脱するまでは次の出発機は入ってはいけない。(出発機は)それから管制塔からの進入許可をもらってから滑走路に進入できる」として、「(航空機側か管制側か)どちらが(管制指示を)聞き間違えたのか、あるいは言い間違えたのかはレコーダーなどの調査を経てからでないとわからないが、ひとつの滑走路に2つの飛行機があったということは何かが間違っていたと言える」と指摘しています。 (2024年1月2日放送) 

この動画の記事を読む> https://news.ntv.co.jp/category/socie...
羽田に着陸した札幌発JL516便の航跡(Flightradar24から)
2日は119便が欠航したJAL(資料写真)=22年7月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
JAL、2日は影響2万人超、羽田事故で欠航119便 (aviationwire.jp)

1月2日夜、羽田空港は海上保安庁機(MA722、ボンバルディアDHC-8-Q300、登録記号JA722A)と日本航空(JAL/JL、9201)の札幌(新千歳)発羽田行きJL516便(エアバスA350-900型機、JA13XJ)が衝突した事故の影響で閉鎖されていたが、午後9時30分に4本ある滑走路のうち、事故が起きたC滑走路を除く3本の運用を再開した。JALによると、2日は国内線と国際線合わせて119便が欠航し、約2万人以上に影響が出た。

 国内線は、羽田を定刻午後5時15分に出発予定だった那覇行きJL923便など計116便が欠航。約1万9920人に影響が及んだ。

 国際線は、羽田午後6時5分発の発台北(松山)行きJL99便、羽田午後7時45分発のソウル(金浦)行きJL95便、北京現地時間午後4時40分発の羽田行きJL22便の3便が欠航。約450人に影響が出た。

 3日の国際線は、羽田を定刻午前0時10分に出発予定だったバンコク行きJL33便が午前2時発になるなど、一部の便に遅れは出るものの順次運航を再開する。

 全日本空輸(ANA/NH)では、2日の国内線は118便が欠航。このうち羽田の滑走路閉鎖によるものが110便、1日に発生した「令和6年能登半島地震」の影響によるものが8便で、滑走路閉鎖による欠航110便の影響者数は約2万3700人となった。国際線は7便が欠航し、約1150人に影響が出た。

 海上保安庁機とJL516便の衝突事故では、JL516便の乗客乗員379人は全員脱出したが、海保の乗員6人のうち5人の死亡が確認され、機長が重傷だという。

【ノーカット】日航機と海保機が衝突炎上 国交省と海上保安庁が会見(2024年1月2日)
 羽田空港で日本航空機と海上保安庁の航空機が衝突して炎上した事故について、国土交通省と海上保安庁が会見を行いました。その模様をノーカットで配信します。 ※この映像にはナレーションはありません。ご了承ください。 [テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp
2日の羽田発着全便の欠航を決めたANA(資料写真)=22年7月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
ANA、2日の羽田発着全便欠航 3日も影響の可能性 (aviationwire.jp)

全日本空輸(ANA/NH)は1月2日、羽田空港を発着する全便欠航を決めた。滑走路閉鎖によるもので、一部の到着便は成田空港へ目的地を変更した。

2日の欠航は国内線118便。このうち羽田の滑走路閉鎖によるものが110便、1日に発生した「令和6年能登半島地震」の影響によるものが8便だった。110便の影響者数は約2万3700人。国際線の運航は、今後の滑走路の使用可否状況を見て判断するという。

 国際線は滑走路閉鎖の影響で7便が欠航。約1150人に影響が出た。滑走路の運用は午後9時30分に再開され、4本ある滑走路のうち、事故が起きたC滑走路を除く3本を使用できるようになった。

 3日の運航便は調整中。午前中の便は欠航や遅延などが多数発生する可能性があるという。

 2日午後6時前に海上保安庁機(MA722、ボンバルディアDHC-8-Q300、登録記号JA722A)と日本航空(JAL/JL、9201)の札幌(新千歳)発羽田行きJL516便(エアバスA350-900型機、JA13XJ)がC滑走路で衝突し、機体が炎上。JL516便の乗客乗員379人は全員脱出したが、報道によると警視庁発表でMA722に乗っていた海保の6人のうち5人の死亡が確認され、機長が重傷だという。

JALのA350-900 JA13XJ=22年1月1日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
エアバス、日本に専門チーム派遣 羽田事故で (aviationwire.jp)

エアバスは現地時間1月2日(日本時間3日)、羽田空港のC滑走路で2日午後5時47分に発生した海上保安庁機(MA722、ボンバルディアDHC-8-Q300、登録記号JA722A)と日本航空(JAL/JL、9201)の札幌(新千歳)発羽田行きJL516便(エアバスA350-900型機、MSN538、JA13XJ)が衝突炎上した事故を受け、専門チームを派遣すると発表した。
エアバスは現地時間1月2日(日本時間3日)、羽田空港のC滑走路で2日午後5時47分に発生した海上保安庁機(MA722、ボンバルディアDHC-8-Q300、登録記号JA722A)と日本航空(JAL/JL、9201)の札幌(新千歳)発羽田行きJL516便(エアバスA350-900型機、MSN538、JA13XJ)が衝突炎上した事故を受け、専門チームを派遣すると発表した。 

JET STREAM

2023-12-22
JET STREAM 特別編 高音質CD音源

新主力エアバス機、羽田到着=来年1月国際線就航―日航

2023-12-15
日本航空が国際線の新主力機として導入する欧州エアバス「A350―1000」型機=15日、羽田空港 © 時事通信 提供

日本航空が国際線の新たな主力機として導入する欧州エアバス「A350―1000」型の初号機が15日午前、羽田空港に到着した。従来機に比べ低燃費、低騒音であることが特徴。国際線主力機の更新は約20年ぶりで、来年1月24日に羽田―米ニューヨーク線へ導入する。

 新型機では、ファーストクラスとビジネスクラスに日航として初めて個室型座席を設け、より快適に過ごせるようにした。日航は今回の初号機を含め、同型機を計13機導入予定で、対象路線を順次広げる。

 機体は仏トゥールーズの空港を現地時間14日に出発、羽田空港で日航社員らに出迎えられた。到着セレモニーで赤坂祐二社長は、「最先端の飛行機として活躍してくれる」と期待を込めた。 


【日本初お目見え】国際線新主力機のエアバス「A350-1000」日本航空
トゥールーズで報道関係者に初公開されたJALのA350-1000初号機の個室ファーストクラス=23年12月13日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
日本航空(JAL/JL、9201)のエアバスA350-1000型機

 JALは現地時間13日夕方(日本時間14日深夜)、A350-1000の初号機(登録記号JA01WJ)を、エアバスの最終組立工場がある仏トゥールーズで報道関係者に初公開。2024年1月24日から1路線目の羽田-ニューヨーク線に投入します。

世界初の電動リクライニングはレッグレストが水平まで上がる。
A350-1000型機のプレミアムエコノミークラス全景 © トラベル Watch
アームレストから展開するカクテルトレイ © トラベル Watch
はっきり格上に仕上がったJAL新型機のプレエコ! 世界初の電動リクライニングはレッグレストが水平まで上がる © トラベル Watch
通路側からの視線を遮るプライバシーウイング © トラベル Watch
開閉式の大型パーティション © トラベル Watch
背もたれを最大まで倒してレッグレストを水平まで上げた状態 © トラベル Watch
フットレスト © トラベル Watch
16インチ4Kモニター © トラベル Watch
個人用モニターの有線リモコン © トラベル Watch
読書灯 © トラベル Watch

そんなプレエコだが、A350-1000型機に搭載する新シートは明確にエコノミークラスよりワンランク上に仕上げてあり、座席幅は最大約48cm、シートピッチは約107cmという仕様はこれまでと変わらないものの(ちなみにA350-1000のエコノミークラスは座席幅 約46cm、シートピッチ 約84~86cm)、開閉式の大型パーティションでプライバシー性を大きく高めたほか、通路側の席はヘッドレスト横に逆三角形のプライバシーウイングを装備。隣席だけでなく通路からの視線が気にならない構造になった。

さらに、リクライニングを世界で初めて電動化。既存の手動式でもリクライニングを下げるときはそれほど力は要らないが、戻すときに力が要るという声を受けたもので、うまく戻せずにベルトを外して立ち上がる、といった局面はなくなるだろう。

フットレストも備えるが、特筆すべきはレッグレストが水平まで持ち上がるという点。さすがに大人の身長だと足を伸ばしてフラットライクな使い方をするには長さが足りないものの、膝下の自由度が格段に高まるので、(隣に迷惑がかからないなら)あぐらをかいたり体育座りしてみたりといろいろ試せそうだ。背もたれを最大まで倒したときの雰囲気は別掲の写真で確認していただきたい。プレエコのシートは背もたれを倒しても後ろの席に影響しないフィックスドバックのため、遠慮なくくつろぐことができる。

個人用モニターは4K解像度の16インチ。手持ちのヘッドフォン/イヤフォンを利用できるBluetooth接続にも対応する。アームレスト下の空間には、ユニバーサルコンセントとUSB Type-A/C充電ポートを備えており、A4サイズ対応のテーブルやタブレットスタンドと組み合わせて、バッテリー残量の不安なく過ごせる。

アームレスト下の空間には、ユニバーサルコンセントとUSB Type-A/C充電ポートを備えており、A4サイズ対応のテーブルやタブレットスタンドと組み合わせて、バッテリー残量の不安なく過ごせる。
テーブルは折りたたみなしのがっちりした作り。A4ノートならマウスを置けそうな余裕も © トラベル Watch

JALも導入「ボーイング767貨物機」、後継機はどうする?

2023-12-13
JALのボーイング767貨物機のイメージ。2024年の就航を予定している(画像:JAL)
2023.12.08 松 稔生(航空ライター)さん曰く、初飛行から30年、後継はやっぱ「787」?

ボーイング旅客機「767」をベースにした貨物専用機は、初飛行から30年が経過するも、まだまだ貨物専用機として高い需要を持っています。この後継について、同社はどのように考えているのでしょうか。

1993年に初飛行した「767貨物専用機」

 アメリカの航空機メーカー、ボーイングの貨物専用機「767F」は、2023年時点でANA(全日空)グループのANAカーゴの主力機であることに加え、過去に767Fを使用していたJAL(日本航空)が、13年ぶりに導入する貨物専用機もこのモデルが選定されているなど、高い需要がある機体です。

 50t超の貨物を搭載できるこの767Fですが、初飛行は1993年。そこからすでに30年が経っています。しかし同社では、767の後継機の開発計画をまだ発表していません。

 ボーイングはどのように考えているのか、2023年12月にボーイングのダレン・ハルストボーイング民間航空機部門 マーケティング担当副社長が国内の報道陣の質問に答えました。

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