飛行機
飛行機の世界
日航A350事故に総力を挙げる東京消防庁
羽田空港で日航機が炎上
国内線は、羽田を定刻午後5時15分に出発予定だった那覇行きJL923便など計116便が欠航。約1万9920人に影響が及んだ。
国際線は、羽田午後6時5分発の発台北(松山)行きJL99便、羽田午後7時45分発のソウル(金浦)行きJL95便、北京現地時間午後4時40分発の羽田行きJL22便の3便が欠航。約450人に影響が出た。
3日の国際線は、羽田を定刻午前0時10分に出発予定だったバンコク行きJL33便が午前2時発になるなど、一部の便に遅れは出るものの順次運航を再開する。
全日本空輸(ANA/NH)では、2日の国内線は118便が欠航。このうち羽田の滑走路閉鎖によるものが110便、1日に発生した「令和6年能登半島地震」の影響によるものが8便で、滑走路閉鎖による欠航110便の影響者数は約2万3700人となった。国際線は7便が欠航し、約1150人に影響が出た。
海上保安庁機とJL516便の衝突事故では、JL516便の乗客乗員379人は全員脱出したが、海保の乗員6人のうち5人の死亡が確認され、機長が重傷だという。
2日の欠航は国内線118便。このうち羽田の滑走路閉鎖によるものが110便、1日に発生した「令和6年能登半島地震」の影響によるものが8便だった。110便の影響者数は約2万3700人。国際線の運航は、今後の滑走路の使用可否状況を見て判断するという。
国際線は滑走路閉鎖の影響で7便が欠航。約1150人に影響が出た。滑走路の運用は午後9時30分に再開され、4本ある滑走路のうち、事故が起きたC滑走路を除く3本を使用できるようになった。
3日の運航便は調整中。午前中の便は欠航や遅延などが多数発生する可能性があるという。
2日午後6時前に海上保安庁機(MA722、ボンバルディアDHC-8-Q300、登録記号JA722A)と日本航空(JAL/JL、9201)の札幌(新千歳)発羽田行きJL516便(エアバスA350-900型機、JA13XJ)がC滑走路で衝突し、機体が炎上。JL516便の乗客乗員379人は全員脱出したが、報道によると警視庁発表でMA722に乗っていた海保の6人のうち5人の死亡が確認され、機長が重傷だという。
JET STREAM
新主力エアバス機、羽田到着=来年1月国際線就航―日航
日本航空が国際線の新たな主力機として導入する欧州エアバス「A350―1000」型の初号機が15日午前、羽田空港に到着した。従来機に比べ低燃費、低騒音であることが特徴。国際線主力機の更新は約20年ぶりで、来年1月24日に羽田―米ニューヨーク線へ導入する。
新型機では、ファーストクラスとビジネスクラスに日航として初めて個室型座席を設け、より快適に過ごせるようにした。日航は今回の初号機を含め、同型機を計13機導入予定で、対象路線を順次広げる。
機体は仏トゥールーズの空港を現地時間14日に出発、羽田空港で日航社員らに出迎えられた。到着セレモニーで赤坂祐二社長は、「最先端の飛行機として活躍してくれる」と期待を込めた。
JALは現地時間13日夕方(日本時間14日深夜)、A350-1000の初号機(登録記号JA01WJ)を、エアバスの最終組立工場がある仏トゥールーズで報道関係者に初公開。2024年1月24日から1路線目の羽田-ニューヨーク線に投入します。
そんなプレエコだが、A350-1000型機に搭載する新シートは明確にエコノミークラスよりワンランク上に仕上げてあり、座席幅は最大約48cm、シートピッチは約107cmという仕様はこれまでと変わらないものの(ちなみにA350-1000のエコノミークラスは座席幅 約46cm、シートピッチ 約84~86cm)、開閉式の大型パーティションでプライバシー性を大きく高めたほか、通路側の席はヘッドレスト横に逆三角形のプライバシーウイングを装備。隣席だけでなく通路からの視線が気にならない構造になった。
さらに、リクライニングを世界で初めて電動化。既存の手動式でもリクライニングを下げるときはそれほど力は要らないが、戻すときに力が要るという声を受けたもので、うまく戻せずにベルトを外して立ち上がる、といった局面はなくなるだろう。
フットレストも備えるが、特筆すべきはレッグレストが水平まで持ち上がるという点。さすがに大人の身長だと足を伸ばしてフラットライクな使い方をするには長さが足りないものの、膝下の自由度が格段に高まるので、(隣に迷惑がかからないなら)あぐらをかいたり体育座りしてみたりといろいろ試せそうだ。背もたれを最大まで倒したときの雰囲気は別掲の写真で確認していただきたい。プレエコのシートは背もたれを倒しても後ろの席に影響しないフィックスドバックのため、遠慮なくくつろぐことができる。
個人用モニターは4K解像度の16インチ。手持ちのヘッドフォン/イヤフォンを利用できるBluetooth接続にも対応する。アームレスト下の空間には、ユニバーサルコンセントとUSB Type-A/C充電ポートを備えており、A4サイズ対応のテーブルやタブレットスタンドと組み合わせて、バッテリー残量の不安なく過ごせる。
JALも導入「ボーイング767貨物機」、後継機はどうする?
ボーイング旅客機「767」をベースにした貨物専用機は、初飛行から30年が経過するも、まだまだ貨物専用機として高い需要を持っています。この後継について、同社はどのように考えているのでしょうか。
1993年に初飛行した「767貨物専用機」
アメリカの航空機メーカー、ボーイングの貨物専用機「767F」は、2023年時点でANA(全日空)グループのANAカーゴの主力機であることに加え、過去に767Fを使用していたJAL(日本航空)が、13年ぶりに導入する貨物専用機もこのモデルが選定されているなど、高い需要がある機体です。
50t超の貨物を搭載できるこの767Fですが、初飛行は1993年。そこからすでに30年が経っています。しかし同社では、767の後継機の開発計画をまだ発表していません。
ボーイングはどのように考えているのか、2023年12月にボーイングのダレン・ハルストボーイング民間航空機部門 マーケティング担当副社長が国内の報道陣の質問に答えました。