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ドキュメント『行き先も、分からずに~20歳の初年兵、シベリア抑留の記憶~』
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ドキュメント『行き先も、分からずに~20歳の初年兵、シベリア抑留の記憶~』〈福生市制作:記憶のアーカイブプロジェクトⅠ〉
福生市では、シベリア抑留の体験者である近田明良さん(福生市在住)のドキュメンタリー映像『行き先も、分からずに~20歳の初年兵、シベリア抑留の記憶~』を制作しました。 近田さんは、太平洋戦争終結後、ソビエト連邦の捕虜として約3年間、モンゴル、ウクライナなどで強制労働を強いられました。マイナス20度を超える酷寒での野外労働に加え、粗末な食糧事情などで、多くの同僚を失いました。 福生市公民館松林分館では、そうした体験の記憶を後世に残し、未来に語り継いでいくため、ドキュメンタリー映像の制作を企画。「記憶のアーカイブプロジェクト」と銘打ち、秘書広報課の協力の下、延べ4時間を超えるインタビューを行い、編集からナレーション録音まで、両課の職員の手で3か月をかけて制作しました。 制作にあたり、かねてより企画者と交友のあった京都府舞鶴市にある「舞鶴引揚記念館」から、資料画像などをご提供いただきました。それらの画像を盛り込みながら、よりシベリア抑留の実相が伝わるような映像に仕上げました。 戦争の体験者が高齢化していく中、こうした記録映像を残すことは、福生市のみならず社会全体にとって意義のあることと考えています。 そうした観点から、この映像はご協力いただいた「舞鶴引揚記念館」に提供するほか、今後、関係する団体などにも提供を呼び掛けていきます。
『行き先も、分からずに~20歳の初年兵、シベリア抑留の記憶~』 【出演者】 近田明良、近田美江子
【ナレーション】 森田典子(福生市公民館松林分館)
【製作協力】 舞鶴市 舞鶴引揚記念館
【資料提供】 舞鶴市 舞鶴引揚記念館、福生市 郷土資料室
【製作スタッフ】
〈企画〉森田典子(福生市公民館松林分館)
〈撮影〉森田剛(福生市秘書広報課)
〈撮影補助〉根津正德(福生市秘書広報課)、森田剛(同上)
〈構成・編集・監督〉池田悟(福生市秘書広報課)
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