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兵器・武器

闘いの転機(戦いの前と後)

「出撃すれば必ず死ぬ 鉄の棺桶」

2022-08-10
人間魚雷「回天」の生き残り・・ナレーター:滝藤賢一 ドキュメンタリー
名古屋の喫茶店にタバコをくゆらす男性がいた。 
岡本恭一・90歳(取材当時)。 
敗戦濃厚の中で開発された人間魚雷「回天(かいてん)」の搭乗員の生き残りだ。 
回天 は魚雷を人が乗れるように改造した特攻兵器。 
先端に1.5トンの爆薬を積み、潜水艦から発射。 
海中から敵艦に体当たりする。
 脱出装置は作られず、出撃すれば必ず死ぬ兵器だった。
 戦没者は106人。
その平均年齢は21歳。
 開発者は、岐阜県下呂市出身の黒木博司少佐。
 自らの血で上層部に嘆願書を書き開発にこぎつけた。 
「天を回(めぐ)らし戦局を挽回するために」との 意味が込められた回天。
 黒木の思いは何だったのか・・・。 
生き残りの搭乗員・岡本は、 山口県周南市の大津島に時折出向く。 ここは「回天」の開発・訓練が行われた島。
「聖地」だと言う。
 搭乗員は何を思い訓練していたのか・・。 戦後70年に吐露した 、 兵器になった若者たちの思いとは。 
CBCテレビ 2015年8月放送
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