おもてなし
OMOTENASHI
Cafe(カフェ)Blossomhita(ブロッサム)
店は客のここを見て「一流だ」と唸る
実は高級店であればこそ、店は毎晩の客を見ているという。それであれば、レストラン側が一体、当夜のどんなマナーで客を「値踏み」しているのか知っておいてもよいのではないだろうか。店に「上客」と認められれば、会食相手にも当然、ポジティブなインプレッション効果があるはずだ。
ここでは、人気グルメブログ「タケマシュラン」から以下、「一流の客」と評価されるために備えておきたい50のマナーを数回に分けて転載、紹介する。
ここに書かれていることだけがかならずしも正解ではないだろうが、筆者も「強制力は無いが価値がある」マナーブックを構築したいと書いているように、ここでいったん「答え合わせ」をしてみるのは一興だろう。われわれの「今の、これまでの」マナーはどこが間違えていたのか?──実用教養情報として今夜の、来週の会食にも応用したい。
築地ほわいと-同級生の夫婦が生み出す築地の味
祇園さゝ木
美の壺:季節と料理
日本料理の要は、一番だしです。季節ごとに変える昆布とカツオでだしをひきます。具材に合わせたダシをとります。夏はすっきりと、冬の寒い時には、葛を入れてとろみをつけます。
佐々木さんは、季節を合わせる、感じ取ることが一番大切だと考えています。佐々木さんがお椀にあわせた料理を紹介くださいました。
9月中旬の「白露(はくろ)」の頃には、すすきのお椀です。料理は、鶏卵豆腐を満月、そうめんを雲とした汁物です。お椀のふたを開けるとうさぎの絵が出てきました。
朝晩の冷え込みが増す10月終わりから11月初めの「霜降(そうこう)」には、松茸に脂がのった鱧のお吸い物です。お椀をあけると嵐山の渡月橋にもみじが描かれ、季節感が漂い、一期一会を演出してくれます。
「祇園 さゝ木」は、京都で最も予約が取れない店としてミュシュランガイド3つ星を獲得した名店です。半年の大規模改造による長期休店を経て、2023年8月にリニューアルオープンしました。