大谷派の装束
御門首の装束について
真宗大谷派の衣体(ころも)等について
宗祖が着用しておられたのは麻の生地を墨で染めた衣で、墨染めの色なんです。
2022-09-13
黒が喪の色とされるようになったのは、明治時代に西欧の風習が入ってからです。
facebook 岩谷 圓祐さん曰く
黒は、今でこそ化学染料ですぐに染められますが、もとはとても貴重な色で、何回も何回も染めを繰り返してやっと黒くなって行ったので、手間暇が凄くかかり、だから経済力がないと黒は着れないのです。
よく、宗祖にちなんで黒色を着てなんて言う人がいますが、宗祖が着用しておられたのは麻の生地を墨で染めた衣で、墨染めの色なんです。
また、黒が喪の色とされるようになったのは、明治時代に西欧の風習が入ってからです。
間衣で法要を務めることはできません。移動の時なんかに着るもので、お西さんでは「布袍」と言い、他の宗派では「改良衣」と言います。
装束は、色々な色(本来ははっきりした色は無いのと、混ざりあった色あいでないとならないのですが)なので、道中着、普段着である間衣は、色々な色でなくても良いのではと思います。
装束について
2022-06-14
五條袈裟姿の着用の場合
1 袍(ほう)の僧綱襟(そうごうえり) 2 五条袈裟の威儀(いぎ)[紐(ひも)] 3 袍(ほう) 4 五条袈裟 5 五条袈裟の小威儀(こいぎ)[小紐(こひも)] 6 数珠(じゅず) 7 下襲(したがさね) 8 裳(も) 9 指貫(さしぬき)
青袈裟と墨袈裟
2022-06-11
2019年の安居が開講しました。
安居は、毎年2週間にわたって開かれ、真宗学・仏教学について論述・考究を行うことをとおして、自身教人信の誠を尽くす教師を育成することを願いとする真宗大谷派の学事の中心道場です。
1716(享保元)年に光遠院恵空・初代講師が『大無量寿経』を講じたことをはじまりとし、今日まで続けられています。
今年の安居は傍聴を含めて61名が聴講し、本講は『愚禿鈔』を講本として田代俊孝氏(嗣講・仁愛大学学長)、次講は『摂大乗論』を講本として宮下晴輝氏(擬講・大谷大学名誉教授)によって講ぜられます。
講題は、本講「『愚禿鈔』講讃―教相判釈と真宗開顕―」、次講「摂大乗論第十章彼果智分の考究」です。
7月17日の午前、御影堂において開講式が執り行われ、本講・次講の両講者が述べる開講の辞に、聴講者は真剣な表情で聞き入っていました。その後は、宗務所議場にて初日の講義が行われ、18日からは大谷大学に会場を移し、講義、攻究等が行われています。
最終日の31日には御影堂にて満講式が執り行われます。
http://www.higashihonganji.or.jp/photo/30202/
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