大谷派の荘厳
大谷派のお荘厳について
仏旗、幟
2018-07-03
- Q. 仏旗とはなんですか?
- A. 仏教徒が、仏教を開かれたお釈迦さま(仏陀)の教えを守り、仏の道を歩んでいく時の大いなる旗印となるものです。
- Q. いつ定められたのですか?
- A. かねてより多くの仏教国で掲げられていましたが、世界仏教徒連盟(WFB)が結成され、スリランカでの第一回世界仏教徒会議が開かれた1950年に、正式に「国際仏旗」として採択されました。さらに1954年、永平寺で開かれた第二回全日本仏教徒会議でも決められました。
- Q. 仏旗の色形にはどういう意味があるのですか?
- A. 仏陀がそのすぐれた力をはたらかせる時、仏陀の体から青、黄、赤、白、樺及び輝きの六色の光を放つと『小部経典』というお経の中の「無礙解道」の項に説かれていることからこれらの色が使われています。このため仏旗は「六色仏旗」とも呼ばれています。
- また、次のようにも理解されています。。
- 青は仏さまの髪の毛の色で、心乱さす力強く生き抜く力「定根(じょうこん)」を表します。
- 黄は燦然と輝く仏さまの身体で、豊かな姿で確固とした揺るぎない性質「金剛(こんごう)」を表します。
- 赤は仏さまの情熱ほとばしる血液の色で、大いなる慈悲の心で人々を救済することが止まることのない働き「精進(しょうじん)」を表します。
- 白は仏さまの説法される歯の色を表し、清純なお心で諸々の悪業や煩悩の苦しみを清める「清浄(しょうじょう)」を表します。
- 樺は仏さまの聖なる身体を包む袈裟の色で、あらゆる侮辱や迫害、誘惑などによく耐えて怒らぬ「忍辱(にんにく)」をあらわします。インド、タイ、ビルマ等のお坊さんがこの色の袈裟を身につけています。
- この縦と横に重なり合う五色で表される仏さまのお姿と教えが、仏の道を進む私たちを励まして下さっているのです。
- Q. 仏旗のデザインと色の目安について教えてください
- A. デザインと色についての、目安は次の通りです。デザインは縦に6本の同じ幅で左から青・黄・赤・白・樺で、一番右の列は上から青・黄・赤・白・樺です。ただし、縦の樺色と横の樺色の間には区切りがなく、英語のL字型で表示されます。
仏教の旗印
2018-07-03
- Q. 法輪(dharma-chakra)とは何ですか?
A. 仏教のシンボルの一つ、法輪(ほうりん)は、仏さまの教えを意味しています。dharmaとは法、仏の真理・教えのこと。chakraとは古代インドの王が持っていた円盤形の武器を指すと言われています。王がこの武器をころがして自由自在に敵を撃破するように、仏さまの説法も私たちの迷いを破り正しい仏の道へ導いてくださいます。ここから仏さまが説法することを転法輪(てんぼうりん)といいます。
悟りを開かれたお釈迦さま(仏陀)が初めて弟子に説法(初転法輪)されたのは、サルナート(鹿野苑・ろくやおん)という所で、相手は悟りを開かれる前に一緒 に修行していた5人の修行者でした。
献杯は、正月の盃です。
2018-07-02
真宗本廟の元旦では、
宗祖親鸞様の御真影に、献杯とお鏡のお供えがおこなわれます。
富山県にある井波別院での様子が手に入りましたので掲載いたします。
「献杯」されたお酒は、
その後に「お流れ」頂戴ということで、参詣者へ振る舞われます。
お鏡は、本山等では、十段重ねです。
正方形の餅が十段重ねられます。...
一般にいうお鏡は、丸餅で三段重ねです。
宗祖親鸞様の御真影に、献杯とお鏡のお供えがおこなわれます。
富山県にある井波別院での様子が手に入りましたので掲載いたします。
「献杯」されたお酒は、
その後に「お流れ」頂戴ということで、参詣者へ振る舞われます。
お鏡は、本山等では、十段重ねです。
正方形の餅が十段重ねられます。...
一般にいうお鏡は、丸餅で三段重ねです。