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法苑珠林

2022-11-12
唐の道世が著した仏教資料集100巻
若(も)し人心(ひとこころ)に仏(ぶつ)を念ずれば、是(これ)を善命人(ぜんみょうにん)と名(な)づく。
念仏を離れざる故に、是を命の中の命と為(な)す
法苑珠林  巻第五
 (ほうおんじゅりん)
六道を厭離(おんり)すべしという「正法念経=しょうぼうねんきょう]
の文ですが、聖人はこの経を大切にされました。
この後に同じ調子で「念法」「念僧」と続くのですが、三つは一体三宝であって一つにおさまります。
念仏する人を「善命人」と名づけられるのは、仏の善根功徳をいのちとする人ということで、特に選ばれた尊い命名です。
さらに「命の中の命」とは、肉体の保有する固そうでもろいわが命の中に、念仏による常住真実(じょうじゅうしじつ)の光る命をいただいて
いるということです。
       聞思抄より
《参考》
法苑珠林
唐の道世が著した仏教資料集100巻
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