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父・福田康夫氏の私設秘書を経て2012年に地盤を引き継ぎ政界入りした福田達夫氏（写真・長谷川 新）

AIの普及で未曾有の変革期を迎える人類社会――。しかし、本誌が各界第一人者を取材すると、政界は、“この若者”が背負ってくれると太鼓判を押してくれた。

裏金問題で揺れる政界を“浄化”できるスターはいるのか。

「あえてあげるなら、福田達夫かな」

と語るのは、政治アナリストの伊藤惇夫氏だ。福田議員は祖父が福田赳夫氏、父は康夫氏というザ・世襲。しかもあの“清和会”だが……。

「評判いいんですよね。ほかの派閥のベテラン議員も、非常に評価しているし、なにより勉強家。官僚だけでなく、民間の有識者にも声をかけて、頻繁に勉強会を開いています。まさに清和会の危機だからこそ、自ら“派閥政治を壊す”と名乗り出れば、一気に支持を集めることができるはず。ただ、本人はまだ“覚悟”ができていないようですね」

そこで本誌が福田議員に取材を申し込んだところ、期日までに返答がなかった。“裏”より“表”で活躍して欲しいけれど……。