ちょい話【掲示板】
ちょっと気になる言葉(お寺の掲示板等より)
正親含英 著 (おおぎがんえい) 『浄土真宗』 (昭和44年発行)より
2023-06-14
facebook 真宗大谷派 龍寳寺―南枝さん曰く、《6月の掲示伝道の言葉》
正親含英 著
(おおぎがんえい)
『浄土真宗』
(昭和44年発行)より
真に
悲しむことを忘れた現代は
また真の
よろこびを見失った時代
ではないでしょうか
(ひと言)
「悲しいことはよくないこと」そんな現代の空気があります。悲しいことは悲しいとそのままいただける喜びがあるのだと著書の中で言われています。「真のよろこび」とは、その場限りの快楽ではなく、都合がいいことも悪いこともあって、どこを取っても大事な私の人生だったと思えることではないでしょうか。
念仏に見送られるとき
見送られる人にも
念仏がもれましょう
(ひと言)
人様の後ろ姿をお念仏でお見送りできるような、そんな人でありたいものですね。家族にも、誰も彼もに…。
母をよぶのは
よいことであるからと
母をよぶ子はいない
この世の
うれしさが さびしさが
母をよぶのです
(ひと言)
お念仏と、「お母さん」や「お父さん」という呼び声は、同じだと真宗で教えられています。善し悪しを考えて、お念仏は申さない。自身から込み上げてくるようなうめきが声となるのでしょう。