世界選手権
体操
【日本女子史上2人目の快挙】
“異例の復活劇”はなぜ起こった?
体操の全日本個人総合選手権が4月17日から20日まで群馬・高崎アリーナで開催され、五輪2大会に出場した杉原愛子(TRyAS)が2位になった。準優勝も表彰台も2017年以来8年ぶりという、杉原自身も驚く好成績だ。
2度の五輪出場を経て22年6月に競技生活に“一区切り”をつけ、23年には株式会社TRyASを設立して代表取締役社長に就任した杉原。しかし、体操を楽しむ姿を表現しながら世界に挑戦したいと、23年12月に現役復帰を決めた。パリ五輪の出場は惜しくもかなわなかったが現役続行を決意し、再び情熱を燃やしている。
今後、5月のNHK杯(東京体育館)で2位以内になれば、19年以来6年ぶりの世界選手権代表入りが決まる。また、得意のゆかで種目別代表となる可能性も残しており、女子体操選手としては異例の復活劇が現実味を増している。
3連覇成りました!!
初日は3連覇狙う橋本大輝が予選は暫定首位の好発進「
世界体操の男子予選が19日、インドネシアのジャカルタで行われ、個人総合で3連覇を目指す橋本大輝選手(24=日本生命・セントラルスポーツ)と、パリ五輪金メダリストの岡慎之助選手(21=徳洲会体操クラブ)が個人総合に出場しました。
橋本選手は、合計83.065点をマーク。初日終了時点(8班中6班終了)で暫定首位。予選を振り返り、2種目目の鉄棒であまりいい演技ができず、そこから少しずつ体力を使い、ゆかでも多少焦ってしまいミスが出てしまったが最後のあん馬とつり輪では切り替えて演技ができたと反省と収穫を口に。「決勝では一発本番なので最後笑って終われるように、1位を取れるように、堂々と演技したいと思います」と意気込みました。
柔道ニッポン
角田夏実、阿部詩が優勝 グランドスラム
柔道のグランドスラム・バクー大会第1日は14日、バクーで男女計5階級が行われ、パリ五輪金メダルで女子48キロ級の角田夏実(SBC湘南美容クリニック)と同五輪代表で女子52キロ級の阿部詩(パーク24)が優勝した。角田が4試合、阿部は3試合を勝ち抜いた。ともに昨夏の五輪後初の実戦だった。
日本勢は出場選手全員が決勝進出。男子の60キロ級はパリ五輪銅メダルの永山竜樹(SBC湘南美容クリニック)が中村太樹(国士舘大)に一本勝ちで制した。66キロ級は武岡毅(パーク24)が昨年世界選手権覇者の田中龍馬(SBC湘南美容クリニック)を破り、女子57キロ級は玉置桃(三井住友海上)が高野綺海(日本エースサポート)を退けた。(共同)
柔道・阿部詩、昨夏パリ五輪以来の復帰戦でオール一本勝ちV まさかの敗戦で号泣から約半年…GSバクー大会
◆柔道 ◇グランドスラムバクー大会 第1日(14日・アゼルバイジャン)
開幕し、男女5階級が行われた。女子52キロ級では2021年東京五輪同級金メダリストの阿部詩(パーク24)が、昨夏のパリ五輪以来となる復帰戦で優勝した。初戦の準々決勝は久々の実戦の緊張からか、てこずったが、延長戦突入早々に足技で一本勝ち。準決勝はわずか9秒で仕留めた。決勝でも昨年世界選手権銅メダルのマシャ・バルハウス(ドイツ)にも寝技で快勝。オール一本勝ちで復帰戦Vに花を添えた。
パリ五輪は男子66キロ級の兄・一二三(パーク24)と兄妹(きょうだい)同日連覇の偉業を目指したが夢と散り、号泣した。バクー出発前に取材対応した際には「五輪後は、やっぱりまた一から柔道に向き合うということはちょっと難しくて…。また世界一になりたいだとか、大会に出て優勝したいという気持ちはなかなかわかなかったです」と当時の心境を吐露していた。








