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大谷派教団の動き

真宗大谷派宗政の動きについて

石川)愚者の気付きで尊びを 真宗大谷派宗務総長に聞く

2021-09-25

真宗大谷派(本山・東本願寺京都市下京区)の宗務総長に昨年12月、小松市月津町の興宗寺(こうしゅうじ)住職、但馬弘さん(57)が就任した。全国に8700近くの宗教法人を抱える宗派の実務トップは、今の世の中をどう見るのか。

但馬宗務総長の指名挨拶(宗会・臨時会)


2016年12月の臨時会(宗会)にて、但馬弘議員が宗務総長に指名されました。
臨時会において、新宗務総長の挨拶がありました。

宗務総長指名挨拶(宗会)2016/12/16


 この度、宗務総長の指名をいただきました但馬でございます。
 宗祖親鸞聖人七五〇回御遠忌の特別記念事業として、足かけ13年の歳月に及びました真宗本廟両堂等御修復事業が、全国の門徒同朋の深きご懇念によりまして恙なく円成したことを受け、「これを節目として、2023年にお迎えする宗祖親鸞聖人御誕生八五〇年・立教開宗八〇〇年慶讃法要に向けて、人心を一新して宗門の新たな展望を開くべき」との里雄宗務総長の固いご意志を継承し、この度、宗務総長の任に就かせていただくこととなりました。正直に申しまして、今はただ、たまわった役目の重責に身の震える思いであります。
 さて、現代という、人が真に人として生きることがますます困難となる時代に存在する真宗大谷派なる我が宗門の現況は、様々な面において危急存亡の色を深めているように思えてなりません。急速に進行する寺離れ、宗教離れという現象は、単に一般市民社会のみならず、宗門にご縁を結んでいる門徒同朋にも顕著に表れ、我が宗門の教勢は下降線を辿っていると言わざるを得ません。
 しかし、このような危機的状況は、けっして外的な要因に依ってのみもたらされたものではありません。果たして私たち宗門人は、門徒同朋の心の奥深くに秘められた宗教に対する根源的な欲求、お寺に託された切実な願いに真向かうことをして来たのでしょうか。私たち宗門人すべてが、現在の危機的状況を自らの課題として受け止めることなくしては、今の世に「真宗ここにあり」との宗門のあるべき姿を回復することはけっしてあり得ないと思うのであります。
 私どもは里雄内局の発足以来、里雄宗務総長が掲げられた「一人の人、一つの寺を大切にする宗門」という精神を基底として、「人の誕生と場の創造」を図るべく歩みを進めてまいりました。
 人の誕生とは申すまでもなく、本願念仏の信に死して、如来の願心にもよおされて生きんとする一人の誕生であります。「ただ念仏して、弥陀にたすけられまいらすべしと、よきひとのおおせをかぶりて、信ずるほかに別の子細なき」一人の誕生であります。そしてその一人の誕生は、報恩としての自信教人信の誠を尽くさんと生きる一人の誕生であります。
 如来の願心にもよおされて生きんとする人の生き方に触れる時、不可思議にも私どももまた本願念仏の一道に立たんというご縁をいただくのでありましょう。
 「前に生まれん者は後を導き、後に生まれん者は前を訪え、連続無窮にして、願わくは休止せざらしめんと欲す」と『教行信証』の末尾を締めくくられた宗祖聖人の立教開宗のご精神は、本願念仏の信に立たんとする人の共同体、すなわち念仏の僧伽を希求するご精神であり、それこそが真宗大谷派なる精神であると受け止めるものであります
 混迷を深める現代という社会に存在し、危急存亡の秋を迎えつつある宗門であるからこそ、あらためて「一人の人、一つの寺を大切にする宗門」、すなわち念仏の僧伽の再興が私たちに求められているのであります
 私はあらゆる施策が、この念仏の僧伽の再興に繋がる施策として実施されるよう宗務に取り組んでまいりたいと思います。そして、宗門にご縁を結んでくださるお一人お一人がみな、念仏の僧伽たる宗門のために何ができるかをお考えいただき、それぞれの場でその歩みに参画いただくことを心より念願するものであります。
 もとより浅学非才の身でございますが、これまで宗門各位よりたまわってまいりましたお育ての一端にもお応えする覚悟で宗務に取り組んでまいりたいと思い定めております。この上は、議員各位におかれましても、宗門の危機的状況についての認識と僧伽再興への願いを共有していただきますとともに、これまで以上のご指導・ご鞭撻をお願い申し上げ、就任に当たってのご挨拶といたします。どうぞよろしくお願い申し上げます。

2016年12月19日月曜日

新内局が発足いたしました。


第63回宗議会(臨時会)、第62回参議会(臨時会)において宗務総長の指名を受けた但馬弘氏が、12月19日、門首の認証を受け、正式に宗務総長に就任しました。
また、同日付で5名の参務が任命され新内局が発足しました。

新内局は以下のとおりです。



宗務総長  但馬 弘(たじま ひろし)
【大聖寺教区 第1組 興宗寺寺住職/宗議会議員】
参  務  林  治(はやし おさむ)
【大阪教区 第19組 玅善寺住職/宗議会議員】
参  務  木越  渉(きごし わたる)
【金沢教区 第11組 光專寺住職/宗議会議員】
参  務  望月 慶子(もちづき けいこ)
【山陽教区 第6組 浄泉寺衆徒/宗議会議員】
参  務  八島 昭雄(やしま あきお)
【北海道教区 第4組 徳生寺住職/宗議会議員】
参  務  藤井 宣行(ふじい のぶゆき)
【岡崎教区 第4組 淨圓寺住職/宗議会議員】

九州教務所発、訃報です。

2021-09-24

 2021年9月23日午前2時頃、真宗大谷派宗務総長の但馬弘が、逝去いたしました。

 但馬弘宗務総長(興宗寺前住職)は、1959(昭和34)年9月生まれ。大谷大学文学部仏教学科卒業後、大聖寺教区宗議会議員を7期務められ、参務・同和推進本部長などを歴任し、2016年12月、宗会(臨時会)で宗務総長に指名されました。

 また、2023年の宗祖親鸞聖人御誕生八百五十年・立教開宗八百年慶讃法要に向けた総計画の策定をはじめ、2020年11月には大谷暢顯前門首から大谷暢裕門首への門首継承式を見届けられたほか、今年6月の宗会(常会)では、宗務改革における行財政改革の実施に向けた内局案を提示されました。

 ここに生前のご厚誼を深く感謝いたしますとともに、謹んでお知らせいたします。

 

 通夜・葬儀に関しましては、下記のとおり執行されますが、新型コロナウイルス感染症の拡大防止、また、ご遺族の意向により、遠方からのご弔問及び供花等はご遠慮いただきたいとの申し出を受けておりますので、ご配慮くださいますようお願いいたします。

 

 なお、8月25日付にて、但馬宗務総長の入院加療に伴い、参務の望月慶子が宗務総長臨時代理に任命されておりますので、当面の間、宗務総長臨時代理を継続いたします。

                           記 

 1 通 夜 9月26日(日)19時

 2 葬 儀 9月27日(月)10時

 3 場 所 興宗寺 住所:〒923-0972 石川県小松市月津町ラ36番地

           電話:0761-44-3004

 4 喪 主 興宗寺住職 但馬 諒(タジマ マコト)氏                                                  

《9月24日続報》

2021-09-24

《9月24日続報》

9月24日、白書院にて内局によるお別れ勤行を行いました。

その後、真宗本廟(東本願寺)を出発し、職員が見守る中、阿弥陀堂門、御影堂門にてそれぞれ車両を停め、ご家族が、御本尊、そして御真影に向かって拝礼されました。

その後、大谷大学、大谷祖廟へ向かい、自坊のある石川県へ戻られました。

【訃報】真宗大谷派宗務総長の逝去について

2021-09-23

真宗大谷派宗務総長の但馬弘が、2021923日、逝去いたしました。

ここに生前のご厚誼を深く感謝いたしますとともに、謹んでお知らせいたします。

 

なお、通夜・葬儀に関しましては、下記のとおり執行されますが、新型コロナウイルス感染症の拡大防止、また、ご遺族の意向により、遠方からのご弔問及び供花等はご遠慮いただきたいとの申し出を受けておりますので、ご配慮くださいますようお願いいたします。

 

氏  名  但馬 弘(たじま ひろし)

生年月日  1959919日(62歳)

略  歴

1982年 3月  大谷大学文学部仏教学科卒業

1997年 9月  宗議会議員(現在7期目)

200110月 真宗大谷派参務・同和推進本部長(20032月まで)

2015年 1月  真宗大谷派参務(201612月まで)

201612月 真宗大谷派宗務総長

 

通 夜 9月26日(日)19時

葬 儀 9月27日(月)10時

場 所 興宗寺(石川県小松市月津町ラ36番地)

喪 主 興宗寺住職 但馬 諒 様

 

また、825日付にて、但馬宗務総長の入院加療に伴い、参務の望月慶子が宗務総長臨時代理に任命されておりますので、当面の間、宗務総長臨時代理が継続されます。後任等につきましては決まり次第、あらためてお知らせいたします。

 

総長死す!!

2021-09-23
2021年9月23日 15:14
真宗大谷派の宗務総長、但馬弘氏が死去 62歳

 真宗大谷派(本山・東本願寺、京都市下京区)の宗務総長、但馬弘(たじま・ひろし)氏が23日午前2時ごろ、京都市内の自宅で死去した。62歳だった。葬儀は27日、石川県小松市月津町ラ36番地の自坊、興宗寺で予定されている。喪主は長男諒(まこと)氏。

 但馬氏は1997年から宗議会議員を務め、2016年12月から現職。門首継承や宗務改革、宗祖親鸞誕生850年と立教開宗800年にちなんだ慶讃法要の準備などに尽力してきた。療養のため、今年8月に職務代理者を任命していた。

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