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傳燈

【 Facebook傳統他】Facebookの管理人は、釋 大仁、当山住職です。

「お年玉」について

2021-12-22
Facebook 暮らし歳時記さん曰く
こんにちは!根っプロです。
子どもたちが楽しみにしている「お年玉」。でも、もともとは年神様から授かる「新年の魂」を「年魂(としだま)」といい、お金ではありませんでした。年神様に供えた丸餅を「御年玉」「御年魂」と呼び、この餅を雑煮にして食べることで「年魂」をいただいたのです。
さて、今はお餅ではなくお金をポチ袋に入れて渡します。お年玉をポチ袋に入れるとき、紙幣は開いたときに表が見えるように表面(肖像がある方)を内側にして、左→右の順で三つ折りにします。ポチ袋に入れるときも、天地が逆さまにならないよう気をつけて入れます。
また、お年玉は目上の人から目下の人へすもの。子から親に渡すときは「お年賀」とします

お正月に「鏡餅」を供えるのはなぜかご存じですか?

2021-12-20
Facebook 暮らしの歳時記さん曰く
こんにちは!根っプロです。
お正月に「鏡餅」を供えるのはなぜかご存じですか?鏡餅は年神様の依り代で、人々は年神様が依りついた餅を食べることで、年神様から「新年の魂」を授かると考えられたからです。「新年の魂」とは一年を元気に過ごす生命力のようなものです。
「鏡餅」という名前は、神様が依りつきご神体となる鏡(丸い銅鏡)を、神聖な食べものである餅で表したことに由来します。餅を大小2つ重ねるのは、月と太陽、陰と陽を表しているといわれています。
鏡餅は、1月11日(地方によっては15日)の鏡開きにお雑煮やお汁粉などにしていただきます。

西本願寺「おすす払い」(2021年12月20日 京都市下京区)

2021-12-20
竹の棒で畳をたたいて「すす払い」をする門徒ら=京都市下京区の西本願寺で2021年12月20日午前7時12分、山崎一輝撮影

「羽子板」について

2021-12-17
Facebook 暮らしの歳時記さん曰く
こんにちは!根っプロです。
今日から七十二候の「鱖魚群(さけのうおむらがる)」。鮭が群がって川を上る頃。海で育った鮭が産卵のため生まれ故郷の川に戻って来ますが、なぜ故郷の川がわかるのか不思議ですね。
さて、例年17日から3日間、東京・浅草の浅草寺で師走の風物詩「羽子板市」が開催されます。正月用品などを売る歳の市に羽子板も売られるようになり、羽子板市となりました。実は羽子板や羽根つきには厄払いの意味があります。羽根についているムクロジの実は、「無患子」と書くことから子どもが患わないとされ、羽根をトンボ(病気を運ぶ蚊の天敵)に見立てて飛ばします。羽根を長く打ち続けたほうが良いので、打ち損じると魔除けとして顔に墨を塗ります。江戸時代には、女の子の健やかな成長を祈って、初正月に羽子板を贈るようになりました。

門松について

2021-12-14
Facebook 暮らしの歳時記さん曰く
こんにちは!根っプロです。
早くもスーパーなどではたくさんの正月飾りが並んでいます。門松も、注連縄・注連飾りも年神様を迎えるためのもの。例えば、門松は年神様がいらっしゃるときの案内役。注連縄や注連飾りは「年神様をお迎えする神聖な場所」を示す結界で、神棚、玄関、床の間などに飾ります。
門松を立てるとき、注連縄や注連飾りを飾るときに気をつけてほしいのがタイミングです。29日は「苦立て」「苦松(苦待つ)」「二重苦」、31日は「一夜飾り」になるので避けたほうが良いとされています。ということは、28日までに飾るのが一番良いようですね。なお、29日を「ふく」と読み、福を呼ぶと歓迎するところもあります。
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