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競走編

駅伝

終わりは始まりなのであります。

2025-01-05
「優勝」を掲げ新チームを始動させた早大 © 日刊スポーツ新聞社
【箱根駅伝】4位の早大が新チーム始動

第101回箱根駅伝で総合4位に入った早稲田大が4日、新チームを始動させた。優勝13回を誇る名門は、7年ぶりのトップ5入りを果たし、復活間近を印象付ける箱根路となった。この日は午前6時30分から引退する4年生も参加し、全員で円陣を組んだ。

新体制ではエース山口智規(3年)が主将を務め、5区で歴代3位の「山の名探偵」工藤慎作(2年)、3区で区間3位で6人抜きと鮮烈なデビューを飾った山口竣平(1年)ら精鋭がそろう。さらに4月には昨年12月の全国高校駅伝でともに区間賞の鈴木琉胤(八千代松陰)、佐々木哲(佐久長聖)の世代トップクラスが入学するなど、期待が高まる。

就任4季目が始まるに際し、花田勝彦監督は円陣で「新しいスタートは始まっています。新チームの人は今年度、箱根駅伝優勝を目指すために、それぞれが取り組んで欲しい」と激励した。過去2年、新チーム指導の1月4日は言葉にできなかった「優勝」という目標を明確に掲げ、11年大会以来の頂点へ、勝負の1年が始まった。

「原さんから怖いと言われたことがない…」
総合3位以内の目標達成できず反省「少し甘さがあった」【箱根駅伝】 © THE DIGEST
早大・花田監督が感じた“王者”青学大との差


1月2日・3日に行なわれた第101回箱根駅伝で、早稲田大は10時間50分57秒で総合4位に食い込んだ。目標としていた2018年以来、7年ぶりの3位以内にはあと一歩届かなかったが、いよいよ古豪復活の兆しがみえてきた。

復路3位でスタートした早大は、6区で順位をひとつ落とすも、8区で中央大を逆転。10区を担った菅野雄太(4年)が國學院大・吉田蔵之介(2年)と並走を続けるも、競り負けて10秒遅れでゴールテープを切った。レース後、花田勝彦監督は、悔しさをにじませながらこう語った。

「私自身が3位以内と言いつつも、やはりそこにこだわっていなかったというか...。もっと強い気持ちでやればよかった。自分のなかでは少し甘さがあった。選手に走り方のアドバイスをしたりとか色んなやり方があったと思う。3位以内のチームを作るうえで、学ぶことがたくさんあった」

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