球技編
ラグビー
初キャップも期待される【大学ラグビー】ネクストジャパン7選!
ラグビー日本代表は今年のテストマッチ(代表戦)を4勝7敗と負け越した。秋には強豪国との大一番を大差で落とし続けたとあり、組織の状態が懸念される。
ただ、新風を吹かせているのも確かだ。昨年までの常連組が辞退したり、選考されづらくなったりするなか、9年ぶりに復職したエディー・ジョーンズヘッドコーチは大学生を抜擢。早大2年の矢崎由高が6キャップを獲得し、その後を追うように複数の選手がスコッド入りや練習生参加を叶えている。
今年の代表活動が終わるよりも先に、全国大学選手権が開幕している。全国トップ級の大学は、ジャパンが解散して約2週間後にあたる12月13日の3回戦、もしくは21日の準々決勝から参戦する。
ラグビー 早大が17季ぶりに対抗戦全勝V!
◆ラグビー◇関東大学対抗戦 早大27―24明大(12月1日、国立競技場 観衆4万544)
100回目の対決を迎えた早大―明大による伝統の早明戦は、早大が27―24で勝って対抗戦7勝目(勝ち点41)。2007年以来、17季ぶりの全勝優勝を決めた。明大は2敗目(同33)を喫し、対抗戦の順位は帝京大(同37)に次ぐ3位となった。
早大は序盤、明大の猛攻をしのぐ立ち上がり。前半13分、自陣からつないで6次攻撃を仕掛け、フッカー佐藤健次(4年)が左隅にトライ。先制すると、明大も18分に敵陣左サイドのラインアウトからモールを押し込み、プロップ檜山蒼介(2年)が飛び込んだ。同28分には、明大が再び敵陣左サイドのラインアウトモールを押し込んで、フッカー西野帆平(3年)のトライで勝ち越し。早大も前半終了間際にWTB田中健想(1年)がトライを挙げ、キックも決まって12―10。前半を折り返した。
創部100周年
《高校ラグビー決勝》36年ぶり“超ロースコア”決着はなぜ起きた?
1月7日に行われた全国高校ラグビー決勝戦は、史上希に見るロースコアの決着となった。
試合は春の選抜を制した神奈川の桐蔭学園が昨季王者・東福岡を3点差で振り切った。ファイナルスコアは8-5。過去3年間の優勝チームはすべて30点以上をあげていたことから見ても、異例といっていいロースコアだった。この大会、決勝で両チームとも1桁得点で決着したのは1987年度の第67回大会、秋田工が9-4で相模台工を破って以来36年ぶり。
当時はまだトライが4点の時代であり、使われていたのは皮製のボールで、元号は昭和だった。トライが5点になった1993年以降では初めてだ。
負けました!!
アメフト
瀕死の不死鳥は・・・?
大会記録に迫る猛攻
アメリカンフットボール全日本大学選手権決勝「毎日甲子園ボウル」(17日、阪神甲子園球場)
○関学大61―21法大●
40点差をつける快勝で関学大が史上初の6連覇を達成した。流れを引き寄せたのはQB星野秀太(2年・足立学園)を中心とするオフェンス陣だった。
ランを得意とする司令塔だが、序盤は今季磨きを掛けてきたパスでヤードを稼ぐ。裏をかく攻撃でリズムを作り、見せ場は敵陣深くに入った第1クオーター中盤。味方の力強いブロックで走路ができると、自ら相手守備陣の間を縫って走り込んだ。「みんなのおかげだった」と星野。先制となる18ヤードのTDランを決め、ボールを高々と掲げて喜んだ。