新しい波
【 大相撲の巻】
【大相撲金沢場所】 新大関・大の里関など地元力士が集結! 本番さながらの取組も
大相撲の秋巡業が7日、富山・高岡市で行われた。新大関・大の里(二所ノ関)は幕内・豪ノ山(武隈)らと7番の相撲を取る稽古を行った。最初の手合わせで豪ノ山に土俵際ではたき込まれた。次の手合わせでも突き押しが得意の相手に押し込まれて俵に足をかけた。踏ん張ると、左右のおっつけで前に出て寄り切った。その後は6連勝。25年ぶりに石川から新大関となった24歳は「昨日は金沢巡業。北陸のファンに頑張っている姿を見せられた」とうなずいた。
横綱・照ノ富士(伊勢ケ浜)から助言を受けた。最初は土俵下で稽古を見ていた照ノ富士に呼ばれ、身ぶり手ぶりをまじえてアドバイス。稽古後には土俵下に呼ばれ、横綱は大きく体を動かし、実演することもあった。大の里は3分もの間、神妙に聞き入っていた。
花道では付け人相手に手さばきを確認する姿があった。大の里は「ありがたい。自分のものにしたい」。詳細は明かさなかったが、貴重な経験になったようだ。
三役昇進を祝う会が急きょ「優勝祝賀会」に
【優勝特集】大相撲入門からわずか1年での幕内優勝~大の里関・これまでの歩み
弓取り式で33年ぶりの出来事
<大相撲夏場所>◇2日目◇13日◇両国国技館
結びの一番終了後の弓取り式で、33年ぶりの出来事があった。この日、初めて弓取りを務めたのは、西幕下20枚目の朝乃若(28=高砂)。
最高位は一昨年春場所の東十両4枚目という関取経験者だ。関取経験者が幕下以下に番付を下げた後に、弓取り式を務めたのは91年名古屋場所の秀ノ花以来。朝乃若は「いい雰囲気で緊張した」と話し、本場所の弓取りデビューを「ちょっとヒヤッとしたので60点」と、自己採点した。
この日から照ノ富士が休場し、当初は同部屋の聡ノ富士が務める予定だった弓取りの大役を、急きょ打診された。「若松親方(元前頭朝乃若)から今日(2日目)の昼に電話で『いけるか?』と聞かれて『分かりました』という感じ」。3月31日の春巡業で、初めて公に弓取りを披露。その時も急きょの大役だったが、約1カ月の春巡業の半分で務めていた。とんとん拍子の本場所デビューだった。
そもそも初めて弓取りの稽古をしたのが、昨年10月の秋巡業。2メートルを超える弓が、思いのほかなじんだ。現在は4場所連続勝ち越し中で関取復帰も間近。「関取で弓取りを目指します」と意気込んだ後、持ち前のサービス精神を発揮し「あと、嫁取りも」と笑った。原則として結婚は関取でなければできないだけに、まずは相撲と弓取りの稽古に精進する。【高田文太】(ニッカンスポーツ・コム/バトルコラム「大相撲裏話」)
新入幕優勝の尊富士 110年ぶりの快挙、やっちゃいました・・・。
大相撲春場所(エディオンアリーナ大阪)は千秋楽の24日、入門から2年足らずで大いちょうが結えない平幕の尊富士(たけるふじ、24歳)=本名・石岡弥輝也(みきや)=が約110年ぶりの新入幕優勝を果たした。前日にしたけがにも強い気持ちで屈しなかった新鋭は、筋肉が盛り上がった体つきからは想像できないが、かつては腕立て伏せもできない少年だったという。
地元出身横綱のしこ名を冠した「つがる旭富士ジュニアクラブ」(青森県つがる市)の越後谷(えちごや)清彦総監督(61)は、金木町(現五所川原市)から車で30分ほどかけて通ってきた小学生時代の尊富士を、「相撲は上手だけど、強くはならないだろうな」と見ていたという。
幕尻の尊富士と入幕2場所目の大の里が千秋楽まで優勝争いを演じるなど、スピード出世により大いちょうを結えない若手が躍動した大相撲春場所に、複雑な声が聞かれる。
「活躍するのが悪いことではないんだけども……」
あるベテラン親方は前置きした上で、「もう番付はいらないんじゃないか。そのとき調子がいい人から順番に並べたほうがいいのでは」とあきれるように話した。番付上位が威厳を示せなかったのは、番付社会の角界にとってはゆゆしき事態とも言える。
象徴的だったのは11日目。琴ノ若が尊富士に、貴景勝が大の里に不覚を取り、霧島の負け越しも決まった。この日、土俵下の審判長を務めた審判部の浅香山副部長(元大関・魁皇)は大関陣について「強さを見せつける相撲は取れていない。尊富士、大の里が目立って強いので、他がかすんでしまう」と話した。
北の富士が出なくなってから時々伊勢ヶ濱が出てるんだけど、
弟子の熱海富士が阿炎に負けた後、
師匠の伊勢ヶ濱は何を言うだろうと思っていたら、
「今日は0点ですねえ」ときた。
伊勢ヶ濱って言葉は少ないし厳しいコメントが多いんだけど、
ウィットに富んだ面白いこと言うなあ!
尊冨士が勝ったときはちょっとうっときてコメント無かったけどwww