大分県日田市の願正寺のホームページ

歌舞伎俳優の松本白鸚が２日、東京・歌舞伎座で初日を迎えた「秀山祭九月大歌舞伎」（２４日千秋楽）の「通し狂言　菅原伝授手習鑑」の夜の部「車引」で息子の松本幸四郎、孫の市川染五郎と共演した。

　菅丞相を策略により失脚させる藤原時平を白鸚が演じるのは初めて。藍色の隈取りをした公家悪。物語終盤に松王丸役の幸四郎、梅王丸役の染五郎が取り囲んだ牛車から姿を見せ、威厳を感じさせた。場内は「高麗屋！」の大向こうが響いた。

胴上げで5度宙に舞った木内は「優勝は本当か、ウソかと聞いたら本当らしい。PLに13－0（練習試合）の雪辱をするという意地だけで勝ったようなもの」と目尻を下げた。

試合は延長十回に決着する。

取手二は1死一、二塁で5番の中島が桑田の4球目、高めの「クソボール」を振りぬくと、芯で捉えた打球は左翼席へ着弾。勝利を決定づける劇的な勝ち越し3ランとなった。

その裏、PL最後の打者を石田が空振り三振に仕留め、ゲームセット。マウンドの石田を目がけて集まったナインは抱き合い、喜びを爆発させた。