あの人 この人
あの人
作家 五木寛之
2022-06-24
作家の五木寛之さんが2022年1月に上梓した『捨てない生きかた』(マガジンハウス新書)が10万部を突破、多くの人に読まれています。五木さんは30代から小説を書きはじめ、1967年に『蒼ざめた馬を見よ』で直木賞を受賞。60~70年代には『婦人画報』での連載をはじめ多数の小説を執筆、何度も映画化された大河小説『青春の門』の連載開始は69年でした。40代で活動を一時休止され、大学で仏教史を学んだあと執筆を再開。仏教の教えを深く探求されたあとの五木さんは、小説のほかに、人の心を揺さぶる随筆も多く手掛けられるようになります。
──「不要不急」という表現に、おや、と思うのです。必要を満たすだけで、人は生きていけるのでしょうか(『捨てない生きかた』より)。
五木さんの89年の歩みを著書とともに振り返ります。
<写真>1968年、石川県金沢市に住まいを移し、『婦人画報』にて女性誌初となる連載小説『朱鷺の墓』の執筆を始めたころの五木さん。
五木寛之さんのロングインタビュー記事はこちらよりご覧ください。