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闘いの歴史

闘いの記録 (戦争と人間)

敗戦の頃の風景

2020-12-22
1947年の品川駅構内です。構内の空き地で麦の手入れ中。
Facebook永井由紀夫さんの投稿

天誅、軍閥1

2020-12-20
*1974.8.30/ 東京丸の内の三菱重工本社ビルで時限爆弾が爆発、8人が死亡する。
Facebook佐々木信雄さんの投稿
【20th Century Chronicle 1974年(s49)】
◎三菱重工本社ビル爆破事件
*1974.8.30/ 東京丸の内の三菱重工本社ビルで時限爆弾が爆発、8人が死亡する。
 1974(s49)年8月30日午後1時前、東京丸の内の三菱重工本社ビルで時限爆弾が爆発し大惨事となった。この爆発の衝撃で1階部分が破壊され、玄関ロビーは大破、建物内にいた社員が殺傷された。さらに表通りには、爆発の衝撃で破壊されたビルの窓ガラスの破片が降り注ぎ、多数の通行人が巻き込まれ死傷した。
 この爆発の爆風と飛び散ったガラス片等により、三菱重工とは無関係な通行人を含む死者8人、負傷者376人を数える戦後最悪の爆弾テロ事件となった。爆発物は一階フロア脇に仕掛けられ、その場所に直系30cmの穴が開くほど強力なもので、自衛隊によると、敵軍を食い止めるため道路を破壊する20ポンド爆弾より強力なものだとされた。
 爆発の少し前に、三菱重工ビルの電話交換手に、三菱重工に時限式爆弾を仕掛けたとの予告電話が掛かってきた。最初は悪戯だと思いすぐに切ってしまい、再度かかってきて話を聞いた電話交換手は、半信半疑のまま上司に連絡に立った時に、すぐ爆発が起こり、社内に避難処置が為されままだったのが、被害を大きくした理由でもあった。
 1974年9月23日付けで、「東アジア反日武装戦線“狼”」という名前で犯行声明が出された。予告電話がぎりぎりで、しかも爆弾の威力が過大だったため、予想以上の死傷者を出したためか、犯人グループ内で意見が分かれ、犯行声明を書き換えたりしていて、かなり遅くなってしまったようである。
 犯行声明では、三菱は戦前から戦後の今まで、一貫して日帝(日本帝国主義)の中枢として機能しており、その三菱を筆頭とする日帝の侵略企業に攻撃を加えるためのダイヤモンド作戦(三菱爆破作戦)であると宣言した。そして、三菱と無関係な犠牲者も、日帝に寄生する植民主義者であると、無理やりにこじつけている。
 その後も、1974(s49)年8月から1975(s50)年5月にかけて、東アジア反日武装戦線は、アジア侵略に加担しているとされた企業に対し断続的に爆破事件を起こした。これらの実行声明には、「狼」以外に「大地の牙」「さそり」といった名前が書かれ、三つの実行班を作って分担していたもようだ。
 特別捜査本部は、当初からアナキズム思想の「極左暴力集団」による犯行とみていたが、アイヌ人解放など「東アジア反日武装戦線」と革命理論が酷似しているとして、新左翼評論家として活動する太田竜を、別件容疑で拘束したが、太田が直接かかわってることがないと判明し、それに近い思想的人脈の人物を監視し続けていた。
 その過程で、反日武装戦線メンバーの齋藤和・佐々木規夫が浮上、それから芋づる式にグループの他のメンバーが把握されていった。1975(s50)年5月19日、主要メンバー7名(大道寺将司・大道寺あや子・佐々木規夫・片岡(益永)利明・斎藤和・浴田由紀子・黒川芳正)が逮捕され、一斉逮捕を逃れた宇賀神寿一と桐島聡は全国指名手配となった。
 裁判ではリーダー格の大道寺将司と片岡利明が死刑確定、佐々木規夫・大道寺あや子・浴田由紀子はその後の赤軍派ハイジャック事件での解放要求で海外に逃亡、浴田はその後逮捕されたが、佐々木・大道寺あや子は逃亡中のまま国際指名手配中。斎藤は逮捕時に服毒自殺した。
 東アジア反日武装戦線は、他の過激派セクトと一線を画し、デモなど表立った活動はせず、ひたすら爆弾テロに徹し、「狼、大地の牙、さそり」など不気味な言葉を使い、「腹腹時計」という爆弾製造マニュアルの小冊子を出すなど、姿の見えない活動が恐怖を呼んだ。思想的にもアナーキスト系とされ、共産主義革命を目指す過激セクト新左翼とは異質だった。
(この年の出来事)
*1974.1.31/ 日本赤軍とPFLPのゲリラがシンガポールにあるシェルの製油所を爆破、2.6には別のゲリラがクウェートの日本大使館を占拠、日本政府が要求を受け入れ用意した脱出機で、南イエメン経由で逃亡する。
*1974.8.15/ 韓国の光復節記念式典で、朴大統領が狙撃され、夫人が死亡する。
*1974.10.8/ 佐藤栄作前首相が、ノーベル平和賞を受賞。

昭和17年、20歳の僕の父。陸軍士官学校を卒業後、少尉任官の記念写真。

2020-12-19
Facebook佐藤文俊さんの投稿

小野田帝国陸軍少尉が生還されました。

2020-12-18

三島由紀夫と縦の会

2020-12-13
三島由紀夫(45)、「楯の会」のメンバー森田必勝(25)・小賀正義(22)・小川正洋(22)・古賀浩靖(23)
Facebook佐々木信雄の投稿
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