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ちょい話【親鸞編】

仰せを蒙りて【文字データ編】

如是我聞

2022-08-09

Yasuda Rizinさん曰く


1440

本願を説いた経典というのが大無量寿経です。
その本願そのものを具体的に押さえれば何であるかというと、
名号なのです。
大無量寿経の中に名号があるのではないのです。
名号の意義を説いたのが大無量寿経です。
どんな経典でもみな「如是我聞」と。
聞という字がついている。
大無量寿経だけでない、
観無量寿経でも
阿弥陀経でも
みな「如是我聞」です。
経典は論ではないのです。
1441

「如是我聞」。
あるいは「我聞如是」です。
こういう言葉があるのです。
その「聞」というのがつまり音信を聴くと。
言葉を聴くのです。
言葉の意味を聴くわけです。
だから大無量寿経以外でも、「
如是我聞」という、
「聞」の無い経典は無いのです。
そこに経典というものがある。
経典は論ではないのです。
聞其名号
1442

経典というものは論や釈ではないのです。
経典は「聞」で代表されている。
これが今日、大事な点です。
大無量寿経の中には
「如是我聞」というよりも
「聞其名号」という言葉があるでしょう。
これは大無量寿経にしかないのです。
「我聞如是」という言葉は
他の経典にもあるでしょう。
けれども
「聞其名号」ということが出ているのは
大無量寿経だけです
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