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JR東海の最新特急車両が「夜行列車」に!?
「熊野大花火大会」開催に伴う臨時列車を運転
JR東海は、2024年8月17日(土)に開催される熊野大花火大会開催に伴い、紀勢線で臨時列車を運転すると発表しました。
花火大会の最寄り駅は、JR紀勢線の熊野市駅です。当日は、臨時特急「熊野大花火大会号」や臨時快速、臨時普通列車などを運転。さらに一部定期列車の増結も実施されます。
「熊野大花火大会号」は、名古屋→熊野市間で3本、熊野市→名古屋間で4本が運転予定。熊野市発の列車は、同駅を23時台に発車し、名古屋駅に2~3時代に到着する列車も設定されます。なお、全車指定席となります。
え、登山夜行に続きもう1本!?
JR東日本は2024年8月15日(木)、長野県諏訪市で開催される諏訪湖花火大会に伴い、その首都圏への帰宅に便利な臨時列車を運行します。
列車は「諏訪湖花火大会号」。種別は特急です。JR中央本線の上諏訪駅を23時59分に出発し、翌朝5時に新宿駅着と、実質的な夜行列車といえるでしょう。車両にはE353系電車(12両編成:全車指定席)が使われます。
なお運行日に前後して、JR東日本は特急「アルプス」を運行します。時刻は新宿23時58分発 白馬6時22分着と、こちらも夜行列車の様相で、同社は「登山やハイキングにも便利な列車」だとしています。
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JR松任工場「跡地活用」白山市が検討へ 国鉄の名門工場、新幹線の延伸で閉所
松任本所はJR北陸本線(現在のIRいしかわ鉄道線)・松任駅の北側にあった車両工場。国鉄の松任工場として90年近く前の1935年に設置された。おもに北陸地域で運用されていた国鉄車両の法定検査や整備・修繕を長きにわたって一手に引き受け、国鉄の「名門工場」と呼ばれた。
国鉄分割民営化後はJR西日本の車両に加え、第三セクターの北越急行(2015年まで)やあいの風とやま鉄道、IRいしかわ鉄道の車両の法定検査も受託していた。しかし昨年2023年9月に車両整備を終了。今年2024年3月には北陸新幹線の延伸開業に伴う北陸本線の経営分離にあわせて閉所した。
青森ねぶた祭に合わせたツアー専用の臨時列車で、新潟~青森間を1往復します
団体臨時列車「大曲花火大会号」が運転
2024年8月31日(日)~9月1日(月)にJR東日本グループの旅行会社・JR東日本びゅうツーリズム&セールスが貸切る団体臨時列車「大曲花火大会号」が新潟~大曲間で運転されます。
この列車は、大曲花火大会に合わせたツアー専用の臨時列車で、新潟~大曲間を1往復します。新潟発は昼行、大曲発が夜行となります。往復とも豊栄、新発田、中条、坂町、村上で乗下車が可能となります。
使用車両は、3列シートの豪華なグリーン車が連結されているE653系です。
JR東日本びゅうツーリズム&セールスは、ウェブサイト「日本の旅、鉄道の旅」でこの列車に乗車できる複数のプランを発売していますが、既に一部ツアーは満席となっています。
かつては新潟~青森を結ぶ特急「いなほ」が運行されており、大阪~青森を結ぶ特急「白鳥」の廃止後、日本最長の定期昼行特急列車(458.8 km)だった時期がありました。団体臨時列車という形ではありますが、この長距離列車が復活することになります。
JR東日本びゅうツーリズム&セールスは、ウェブサイト「日本の旅、鉄道の旅」でこの列車に乗車できる複数のプランを発売しています。
アーカイブ
2024年度に引退する「国鉄型」最後の特急「やくも」
鉄道ファンには人気が高い「国鉄型」
かつて国鉄時代に造られた車両は「国鉄型」と呼ばれている。ところが気づけば国鉄からJRに移行して、早36年。当然国鉄型の車両もそれだけの年数を経ており、今では非常に数が減り活躍の場も限られている。稀少な車両のため鉄道ファンには人気が高く、国鉄時代を知らない若い世代にまでその熱は広がっている。そんななか国鉄型車両が、来年ひとつの節目を迎えようとしている。
岡山県の岡山駅と島根県の出雲市駅を結んでいる特急「やくも」。車両はもちろん国鉄時代に造られた381系で、現在では唯一残る国鉄型の特急電車である。この381系が来春から順次新型の車両に置き換わり、2024年度中にはすべて引退してしまうのだ。これにより国鉄型特急電車は国内の定期運用から姿を消すことに。人気の名車も押し寄せる老朽化には勝てなかったというわけだ。では381系とはいったいどのような車両なのだろうか。
ベネシャンブラインドについて
最初の画像から四角い枠の画像を切り出しています。左の窓がブラインドを降ろしてない状態、次が1/3ほど降ろしスラットを閉めた状態、最後が下の方まで降ろしてスラットを水平にした状態です。このようなこと分かるのも普通のカメラにはできないスリットカメラ撮影ならではのことです。
客室窓が二重窓になっていて2枚のガラスの間にスラットが上下する仕組みで、ブラインドの操作は窓わきの赤丸で囲ったハンドルを回すことで行われました。スラットの開閉や角度調節もハンドル操作一つで可能でした。
「381系やくもをもう一編成塗色できるとしたら?」
特急「やくも」が現在の伯備線で運転を開始したのは1972年3月のこと。2022年に50周年を迎えることから、3月19日より国鉄色をまとったリバイバル編成の運転が行われ、鉄道ファンの注目を集めています。
山陰観光連盟は2022年7月22日、Twitterの公式アカウント(@sankanren)で「381系やくもをもう一編成塗色できるとしたらどれが良いですか?」とアンケートを行いました。「協議はできるものの実現できる保証はありません」「投票で1位になったものが実現するとは限りません」とした上で、幅広く意見を募ったものです。
選択肢は「国鉄色もう1編成」「紫スーパーやくも」「緑ラインやくも」「ゆったりやくものまま」の4つ。「くろしお色」などの要望もあったようですが、実現できる可能性の高いものを優先的に選択肢としたそうです。
山陰観光連盟は2023年8月30日、特急「やくも」の新たなリバイバル塗装について発表しました。
特急「やくも」は岡山~出雲市駅間を伯備線経由で結ぶ特急列車。1972年に運行を開始し、現在は381系電車が使用されています。
2022年からは特急「やくも」の運行開始50周年を記念し、クリーム色と赤色のツートンカラーである懐かしい国鉄色に塗り替えた「国鉄色」やくもが運行開始。2023年2月からは、「スーパーやくも」のリバイバル車両も走り始めました。
今回新たに復刻されるのは「緑やくも色」です。運行は11月5日(日)の「やくも10号」から、当日は10号・11号・28号・29号で運転しますが、対象列車は運用上の都合で固定はしないということです。