動画等(法話)
仰せを蒙りて【音声・映像データ編】
東本願寺真宗会館【公式】お坊さんの法話
2022-03-19
お坊さんの法話2021年10月28日「まことのいちねん おこれるそのとき」①
お坊さんの法話2021年9月28日「親鸞からの風に吹かれて」
お坊さんの法話2021年12月28日「親鸞からの風に吹かれて」
お坊さんの法話2022年5月28日「親鸞からの風に吹かれて」
「まことのいちねん おこれるそのとき」①
「親鸞からの風に吹かれて」
2022年新年の法要[修正会]/法話:自己という名の原始林を拓く
2022-03-19
【いま、あなたに届けたい法話】不安と安心(名和達宣氏)
金沢別院テレホン法話【星川 了 氏】2021年12月15日配信
2021-12-15
ともしび~ 星川 了 氏 12月15日~
金沢別院テレホン法話【星川 了 氏】2021年12月15日配信
ともしび~ 星川 了 氏 12月15日~
1月15日配信 金沢別院ではテレホン法話を行っております。
1月15日配信 金沢別院ではテレホン法話を行っております。
【電話番号】076-261-4001で、約3分間の法話が聞けます。
御俗姓
それ、祖師聖人の俗姓をいえば、藤氏として、後長岡丞相 内麿公 の末孫 皇太后宮大進有範の子なり。また本地をたずぬれば、弥陀如来の化身と号し、あるいは曇鸞大師の再誕ともいえり。しかればすなわち、生年九歳の春の比、慈鎮和尚の門人につらなり、出家得度して、其の名を範宴少納言の公と号す。それよりこのかた、楞厳横川の末流をつたえ、天台宗の碩学となりたまいぬ。其の後二十九歳にして、はじめて源空聖人の禅室にまいり、上足の弟子となり、真宗一流をくみ、専修専念の義をたて、すみやかに凡夫直入の真心をあらわし、在家止住の愚人をおしえて、報土往生をすすめましましけり。 そもそも、今月二十八日は、祖師聖人遷化の御正忌として、毎年をいわず、親疎をきらわず、古今の行者、この御正忌を存知せざる輩あるべからず。茲によりて、当流にその名をかけ、その信心を獲得したらん行者、この御正忌をもって、報謝の志をはこばざらん行者においては、誠にもって、木石にひとしからんものなり。しかるあいだ、かの御恩徳のふかきことは、迷慮八万の頂、蒼瞑三千の底にこえすぎたり。報ぜずはあるべからず、謝せずはあるべからざる者か。此の故に、毎年の例時として、一七か日のあいだ、形のごとく報恩謝徳のために、 無二の勤行をいたすところなり。 此の七か日報恩講の砌にあたりて、門葉のたぐい国郡より来集、いまにおいて其の退転なし。しかりといえども、未安心の行者にいたりては、争でか報恩謝徳の義これあらんや。しかのごときのともがらは、この砌において仏法の信・不信をあいたずね、これを聴聞して、まことの信心を決定すべくんば、真実真実、聖人報謝の懇志に相叶うべき者なり。哀なるかな、それ聖人の御往生は、年忌とおくへだたりて、すでに一百余歳の星霜を送るといえども、御遺訓ますますさかんにして、教行信証の名義、いまに眼前にさえぎり、人口にのこれり。貴とむべし、信ずべし。これについて、当時真宗の行者のなかにおいて、真実信心を獲得せしむる人、これすくなし。ただ、人目・仁義ばかりに、名聞のこころをもって報謝と号せば、いかなる志をいたすというとも、一念帰命の真実の信心を決定せざらん人々は、その所詮あるべからず。誠に、水に入りて垢おちずといえるたぐいなるべきか。これによりて、此の一七か日報恩講中において、他力本願のことわりをねんごろにききひらきて、専修一向の念仏行者にならんにいたりては、まことに、今月聖人の御正日の素意に相叶うべし。これしかしながら、真実真実、報恩謝徳の御仏事となりぬべきものなり。あなかしこ、あなかしこ。 于也、文明九 十一月初比、俄為報恩謝徳染翰記之者也
御文 第二帖 一通 (お浚えの御文) そもそも、今度一七か日報恩講のあいだにおいて、多屋内方もそのほかの人も、大略信心を決定し給えるよしきこえたり。めでたく本望これにすぐべからず。 さりながら、そのままうちすて候えば、信心もうせ候うべし。 細々に信心のみぞをさらえて、弥陀の法水をながせといえる事ありげに候う。 (信心が決定したと思っても、そのまま放置すれば失せてしまう。 再々信心の溝をさらえて、弥陀の法水を流しなさい。) それについて、女人の身は、十方三世の諸仏にもすてられたる身にて候うを、阿弥陀如来なればこそ、かたじけなくもたすけましまし候え。そのゆえは、女人の身は、いかに真実心になりたりというとも、うたがいの心はふかくして、また物なんどのいまわしくおもう心は、さらにうせがたくおぼえ候う。ことに在家の身は、世路につけ、また子孫なんどの事によそえても、ただ今生にのみふけりて、これほどに、はやめにみえてあだなる人間界の老少不定のさかいとしりながら、ただいま三塗八難にしずまん事をば、つゆちりほども心にかけずして、いたずらにあかしくらすは、これつねの人のならいなり。あさましというもおろかなり。これによりて、一心一向に弥陀一仏の悲願に帰して、ふかくたのみたてまつりて、もろもろの雑行を修する心をすて、また諸神諸仏に追従もうす心をもみなうちすてて、さて弥陀如来と申すは、かかる我らごときのあさましき女人のためにおこし給える本願なれば、まことに仏智の不思議と信じて、我が身はわろきいたずらものなりとおもいつめて、ふかく如来に帰入する心をもつべし。さてこの信ずる心も念ずる心も、弥陀如来の御方便よりおこさしむるものなりとおもうべし。かようにこころうるを、すなわち他力の信心をえたる人とはいうなり。またこのくらいを、あるいは正定聚に住すとも、滅度にいたるとも、等正覚にいたるとも、弥勒にひとしとも申すなり。またこれを、一念発起の往生さだまりたる人とも申すなり。かくのごとく心えてのうえの称名念仏は、弥陀如来の我らが往生をやすくさだめ給える、その御うれしさの御恩を、報じたてまつる念仏なりと、こころうべきものなり。あなかしこ、あなかしこ。 これについて、まず当流のおきてをよくよくまもらせ給うべし。そのいわれは、あいかまえていまのごとく信心のとおりを心え給わば、身中にふかくおさめおきて、他宗他人に対してそのふるまいをみせずして、また信心のようをもかたるべからず。一切の諸神なんどをもわが信ぜぬまでなり、おろかにすべからず。かくのごとく、信心のかたもそのふるまいもよき人をば、聖人も、よく心えたる信心の行者なりとおおせられたり。ただふかくこころをば仏法にとどむべきなり。あなかしこ、あなかしこ。 文明第五、十二月八日、これをかきて当山の多屋内方へまいらせ候う。このほかなおなお不審の事候わば、かさねてとわせたまうべく候う。 所送寒暑 五十八歳御判 のちの代の しるしのために かきおきし のりのことの葉 かたみともなれ
【11/28 讃仰講演会】親鸞聖人讃仰講演会
2021-11-27
親鸞聖人の顕かにされた本願念仏のみ教えを共に学び、親鸞聖人を讃仰する講演会を11月26日から28日まで各日18時から20時30分まで開催いたします。
28日(金)18時から20時30分
宮下 晴輝氏(大谷大学名誉教授)
・「親鸞聖人の釈尊観」
池田 勇諦氏(同朋大学名誉教授)
2021年度 親鸞聖人讃仰講演会の開催について
11月26日から28日の3日間に開催しております親鸞聖人讃仰講演会は、昨年と同様、今年も新型コロナウイルス感染症対策により、聴講人数を50名に制限し、事前申込制、全席指定制にて実施いたします。
【講師資料】
【11/26 讃仰講演会】親鸞聖人讃仰講演会
2021-11-27
親鸞聖人の顕かにされた本願念仏のみ教えを共に学び、親鸞聖人を讃仰する講演会を11月26日から28日まで各日18時から20時30分まで開催いたします。
26日(金)18時から20時30分
「祈りの念仏と感謝のお念仏」
淺田 正博氏
(本願寺派勧学・龍谷大学名誉教授)
「摂取不捨」という成仏道―願生と往生―
小川 一乘氏
(大谷大学名誉教授)
【資料】