仏教美術
ちょっと気になる逸品の世界
本日から始まります。
2024-06-06
奈良西の京 唐招提寺で開山忌のお勤めが始まりました。
開祖・鑑真大和上を偲び、国宝鑑真和上坐像を収めた厨子の扉が特別に開かれ、そのお姿を拝観することができます。
鑑真大和上について
688~763年
唐の揚州に生まれ、14歳で出家し、洛陽・長安で修行を積み、713年に故郷の大雲寺に戻り、江南第一の大師と称されました。
天宝元年(742)、第9次遣唐使船で唐を訪れていた留学僧・栄叡(ようえい)、普照(ふしょう)から、朝廷の「伝戒の師」としての招請を受け、渡日を決意。その後の12年間に5回の渡航を試みて失敗、次第に視力を失うこととなりましたが、天平勝宝5年(753)、6回目にして遂に日本の地を踏まれました。
以後、76歳までの10年間のうち5年を東大寺で、残りの5年を唐招提寺で過ごされ、天皇を始めとする多くの人々に授戒をされました。
その渡航の様子は、「東征伝絵巻」(重文)に描かれています。
唐招提寺御影堂の落慶法要 奈良
2022/06/05 大修理が完了した唐招提寺(奈良市)の御影堂の落慶法要が5日、営まれた。
【速報】唐招提寺で「うちわまき」 5年ぶりに一般客が参加 奈良
奈良市の唐招提寺で19日、伝統行事の「うちわまき」で知られる「梵網会」が開かれた。新型コロナウイルスや天候の影響で関係者のみでの実施や中止が続いていたが、5年ぶりに一般の参拝者が参加。約200人が宙を舞うハート形のうちわに手を伸ばした。