【 新しい波のページ】
【優勝特集】大相撲入門からわずか1年での幕内優勝~大の里関・これまでの歩み
弓取り式で33年ぶりの出来事
<大相撲夏場所>◇2日目◇13日◇両国国技館
結びの一番終了後の弓取り式で、33年ぶりの出来事があった。この日、初めて弓取りを務めたのは、西幕下20枚目の朝乃若(28=高砂)。
最高位は一昨年春場所の東十両4枚目という関取経験者だ。関取経験者が幕下以下に番付を下げた後に、弓取り式を務めたのは91年名古屋場所の秀ノ花以来。朝乃若は「いい雰囲気で緊張した」と話し、本場所の弓取りデビューを「ちょっとヒヤッとしたので60点」と、自己採点した。
この日から照ノ富士が休場し、当初は同部屋の聡ノ富士が務める予定だった弓取りの大役を、急きょ打診された。「若松親方(元前頭朝乃若)から今日(2日目)の昼に電話で『いけるか?』と聞かれて『分かりました』という感じ」。3月31日の春巡業で、初めて公に弓取りを披露。その時も急きょの大役だったが、約1カ月の春巡業の半分で務めていた。とんとん拍子の本場所デビューだった。
そもそも初めて弓取りの稽古をしたのが、昨年10月の秋巡業。2メートルを超える弓が、思いのほかなじんだ。現在は4場所連続勝ち越し中で関取復帰も間近。「関取で弓取りを目指します」と意気込んだ後、持ち前のサービス精神を発揮し「あと、嫁取りも」と笑った。原則として結婚は関取でなければできないだけに、まずは相撲と弓取りの稽古に精進する。【高田文太】(ニッカンスポーツ・コム/バトルコラム「大相撲裏話」)
新入幕優勝の尊富士 110年ぶりの快挙、やっちゃいました・・・。
大相撲春場所(エディオンアリーナ大阪)は千秋楽の24日、入門から2年足らずで大いちょうが結えない平幕の尊富士(たけるふじ、24歳)=本名・石岡弥輝也(みきや)=が約110年ぶりの新入幕優勝を果たした。前日にしたけがにも強い気持ちで屈しなかった新鋭は、筋肉が盛り上がった体つきからは想像できないが、かつては腕立て伏せもできない少年だったという。
地元出身横綱のしこ名を冠した「つがる旭富士ジュニアクラブ」(青森県つがる市)の越後谷(えちごや)清彦総監督(61)は、金木町(現五所川原市)から車で30分ほどかけて通ってきた小学生時代の尊富士を、「相撲は上手だけど、強くはならないだろうな」と見ていたという。
幕尻の尊富士と入幕2場所目の大の里が千秋楽まで優勝争いを演じるなど、スピード出世により大いちょうを結えない若手が躍動した大相撲春場所に、複雑な声が聞かれる。
「活躍するのが悪いことではないんだけども……」
あるベテラン親方は前置きした上で、「もう番付はいらないんじゃないか。そのとき調子がいい人から順番に並べたほうがいいのでは」とあきれるように話した。番付上位が威厳を示せなかったのは、番付社会の角界にとってはゆゆしき事態とも言える。
象徴的だったのは11日目。琴ノ若が尊富士に、貴景勝が大の里に不覚を取り、霧島の負け越しも決まった。この日、土俵下の審判長を務めた審判部の浅香山副部長(元大関・魁皇)は大関陣について「強さを見せつける相撲は取れていない。尊富士、大の里が目立って強いので、他がかすんでしまう」と話した。
北の富士が出なくなってから時々伊勢ヶ濱が出てるんだけど、
弟子の熱海富士が阿炎に負けた後、
師匠の伊勢ヶ濱は何を言うだろうと思っていたら、
「今日は0点ですねえ」ときた。
伊勢ヶ濱って言葉は少ないし厳しいコメントが多いんだけど、
ウィットに富んだ面白いこと言うなあ!
尊冨士が勝ったときはちょっとうっときてコメント無かったけどwww
優勝がかかる一番
大相撲春場所13日目(22日、大阪府立体育会館)、新入幕尊富士(24=伊勢ヶ浜)が関脇若元春(30=荒汐)を寄り切り、12勝目(1敗)。後続と2差を維持し、110年ぶりとなる新入幕優勝に王手をかけた。
打ち出し後には審判部が取組編成会議を開き、14日目(23日)は幕内朝乃山(30=高砂)との対戦が組まれた。西前頭筆頭の朝乃山は8勝5敗。この日に勝ち越しを決め、目標の三役復帰へ向けてさらなる白星の上積みを目指している。審判部長の佐渡ヶ嶽親方(元関脇琴ノ若)は「朝乃山は元大関だし、三役もかかっているので」と説明した。
大関霧島(陸奥)は3勝10敗と振るわず、大関貴景勝(常盤山)も8勝5敗で勝ち越しを決めており、対戦相手から除外。幕内豪ノ山(武隈)と当てる案もあったが、この日に4敗に後退したため、実力者の朝乃山が優勝のかかる大一番にふさわしい相手として選ばれた。
尊富士は朝乃山に勝てば、その時点で優勝決定。負けた場合でも、3敗の幕内大の里(二所ノ関)が小結阿炎(錣山)に敗れ、同じく3敗の大関豊昇龍(立浪)も新大関琴ノ若(佐渡ヶ嶽)に負ければ、尊富士の優勝が決まる。
【 大相撲の巻】
横綱大の里が休場
「大相撲九州場所・千秋楽」(23日、福岡国際センター)
横綱大の里が休場を届け出た。3敗で賜杯争いトップに横綱豊昇龍、関脇安青錦と並んでいた。結びで対戦する豊昇龍は不戦勝となる。
この日、審判部の仕事を終えた師匠の二所ノ関親方(元横綱稀勢の里)が大の里について「出ない。休場」と報道陣に語った。
安青錦は大関琴桜との取組に勝てば、豊昇龍と優勝決定戦となる。安青錦が敗れれば、相撲を取らず優勝が決まる異例の事態となる。
大の里は14日目の琴桜に寄り切られた後、左肩を気にするそぶりを見せていた。
大相撲 若元春ー豊昇龍<令和7年九州場所・6日目>SUMO
大相撲九州場所は14日、6日目の取組が行われた。結びの一番となった西横綱・豊昇龍対西前頭2枚目・若元春戦では、2日連続で"注文相撲"が飛び出した。
豊昇龍は4勝1敗、若元春は1勝4敗で迎えたこの一番は、先に地面に手をついた若元春に対し、豊昇龍は手をつけた瞬間に鋭く前に出た。するとこの直後、若元春は豊昇龍の背中を押さえつつ左方向に変化。豊昇龍はほぼ何もできずに両手を地面につき、決まり手はたき込みで若元春の勝ちとなったが、場内は騒然とした雰囲気に包まれた。
「もっと自分本位でいい」
豊昇龍が3日連続で金星配給
「大相撲名古屋場所・4日目」(16日、IGアリーナ)
横綱豊昇龍が阿炎に押し出され、若元春、安青錦に続き3日連続で金星を配給した。場所前に痛めた左足親指の状態がよくない模様で、新横綱場所だった今年春場所以来の休場危機に陥った。金星配給は昇進3場所で8つ目となり、綱の権威が損なわれる事態となった。
3日連続の金星配給は昨年春場所の照ノ富士以来。5日目の相手は王鵬で、4日連続で金星を配給すれば、1931年宮城山以来94年ぶりの不名誉記録となる。支度部屋で豊昇龍は取材に応じず、少し左足を気にしながら会場を後にした。
八角理事長(元横綱北勝海)は「気持ちしかない。若元春に負けた一番が大きい。勝てる相手に負けて、流れが悪くなっている。いいときは気持ちが強いけど、悪い時にね。この数場所、序盤がカギ。動きで勝つ人は、自分の調子が上がるまでが難しい」と奮起を促した










