【 新しい波のページ】
「相撲の天才。体の寄せ方、差し方、当たり。技術的には三役」6勝1敗トップ並ぶ【大相撲名古屋場所】
◇19日 大相撲名古屋場所7日目(IGアリーナ)
御嶽海(32)=出羽海=が藤ノ川(20)=伊勢ノ海=に敗れて全勝がなくなり、新横綱大の里(25)=二所ノ関、ベテランの玉鷲(40)=片男波=や、新入幕の草野(24)=伊勢ケ浜=ら6人が1敗でトップに並んだ。
新入幕の草野は6勝目。立ち合いの左差しを生かし、琴栄峰を速攻からすくい投げで倒した。好内容にも「腰が高い。本場所では受け身になっちゃう」と反省を忘れなかった。
九重審判副部長(元大関千代大海)からは「相撲の天才。体の寄せ方、差し方、当たり。技術的には三役」と絶賛された、ちょんまげ姿の24歳。目の前で全勝の御嶽海が敗れ、先頭集団の一角となったが「まだ早いっす」と優勝争いに関する質問をさえぎり、無心を強調した。
記者クラブ担当変更を相撲協会公式ページで発表
大相撲の元大関貴景勝の湊川親方(28)が、元横綱白鵬翔さんの後任業務を担うことが決まった。日本相撲協会は16日、公式ホームページを更新して発表した。「職務分掌」のページで、この日昼過ぎまでは、白鵬さんの名前が、退職前まで名乗った名跡「宮城野」として残ったままで「広報部(記者クラブ)」の職務が表記されていた。それがこの日午後になって、白鵬さんの名前は職務分掌から消え、替わって湊川親方の職務として「広報部(記者クラブ)」と追記された。
「唯一無二の横綱目指す」
【夏場所】大の里が圧勝Vで横綱昇進へ 八角理事長「すごいね、これは。立派ですよ」
協会トップも驚がくの強さだ。大相撲夏場所13日目(23日、東京・両国国技館)、綱取りに挑む大関大の里(24=二所ノ関)が大関琴桜(27=佐渡ヶ嶽)を寄り切って初日から13連勝。2日間を残して連覇を達成し、場所後の横綱昇進が決定的となった。
日本相撲協会の八角理事長(元横綱北勝海)は13日目の優勝決定に「すごいね、これは」と感嘆。今場所の評価については「最高。立派ですよ。内容がいい。場所前の稽古を見たら全勝は難しいと思ったが、本場所の一番の集中力がある。この1年で(得意の右に加えて)左の使い方がうまくなった」と絶賛した。
残り2日間に向けては「全勝でいってほしい。やってくれるんじゃないか」と〝完全V〟に期待を寄せた。
◇大相撲夏場所千秋楽(2024年5月26日 東京・両国国技館)
6勝1敗同士の序ノ口優勝決定戦は、野田(18=藤島部屋)が聖白鵬(23=伊勢ケ浜部屋)を破ってデビュー場所を優勝で飾った。
互いに得意とする右四つがっぷりの展開。力強い引き付け合いで1分を超える大熱戦となり、最後は聖白鵬が前に出てくるところを野田が右下手投げで決めた。初めて満員の大観衆の前で相撲を取り、熱戦に館内は熱狂。「思ったよりリラックスできた。すごく良い経験をさせていただきました。良い気分でした」と笑顔を見せた。
和歌山・箕島高時代に世界ジュニア選手権の無差別級で金メダルを獲得した実績を持つ。高卒ながら、先場所の前相撲では日大出身の大皇翔(22=追手風部屋)を破り、相撲教習所の稽古では同期生の聖白鵬ら大卒組とも互角以上に渡り合っているという。目標とする力士は、同じ右四つ本格派の兄弟子・藤青雲。高卒期待の大器は「まずは幕下に上がって、早く関取になれるように」と今後の抱負を述べた。
◇野田 典雅(のだ・てんが)2005年(平17)11月27日生まれ、大阪府東大阪市出身の18歳。東大阪相撲道場で小3から相撲を始め、和歌山・有田市立箕島中から和歌山県立箕島高に進学。1年時に全国高校選抜大会3位。2年時に全国高校総体団体戦3位(二陣で出場)、全国選抜弘前大会3位、全国高校選抜大会3位。3年時に全日本個人体重別大会ジュニア重量級(100キロ以上)準優勝、全国高校金沢大会団体優勝(大将で準々決勝から出場)、世界ジュニア選手権無差別級優勝、国体団体戦準優勝(中堅で出場)。1メートル85、130キロ。
【 大相撲の巻】
横綱大の里が休場
「大相撲九州場所・千秋楽」(23日、福岡国際センター)
横綱大の里が休場を届け出た。3敗で賜杯争いトップに横綱豊昇龍、関脇安青錦と並んでいた。結びで対戦する豊昇龍は不戦勝となる。
この日、審判部の仕事を終えた師匠の二所ノ関親方(元横綱稀勢の里)が大の里について「出ない。休場」と報道陣に語った。
安青錦は大関琴桜との取組に勝てば、豊昇龍と優勝決定戦となる。安青錦が敗れれば、相撲を取らず優勝が決まる異例の事態となる。
大の里は14日目の琴桜に寄り切られた後、左肩を気にするそぶりを見せていた。
大相撲 若元春ー豊昇龍<令和7年九州場所・6日目>SUMO
大相撲九州場所は14日、6日目の取組が行われた。結びの一番となった西横綱・豊昇龍対西前頭2枚目・若元春戦では、2日連続で"注文相撲"が飛び出した。
豊昇龍は4勝1敗、若元春は1勝4敗で迎えたこの一番は、先に地面に手をついた若元春に対し、豊昇龍は手をつけた瞬間に鋭く前に出た。するとこの直後、若元春は豊昇龍の背中を押さえつつ左方向に変化。豊昇龍はほぼ何もできずに両手を地面につき、決まり手はたき込みで若元春の勝ちとなったが、場内は騒然とした雰囲気に包まれた。
「もっと自分本位でいい」
豊昇龍が3日連続で金星配給
「大相撲名古屋場所・4日目」(16日、IGアリーナ)
横綱豊昇龍が阿炎に押し出され、若元春、安青錦に続き3日連続で金星を配給した。場所前に痛めた左足親指の状態がよくない模様で、新横綱場所だった今年春場所以来の休場危機に陥った。金星配給は昇進3場所で8つ目となり、綱の権威が損なわれる事態となった。
3日連続の金星配給は昨年春場所の照ノ富士以来。5日目の相手は王鵬で、4日連続で金星を配給すれば、1931年宮城山以来94年ぶりの不名誉記録となる。支度部屋で豊昇龍は取材に応じず、少し左足を気にしながら会場を後にした。
八角理事長(元横綱北勝海)は「気持ちしかない。若元春に負けた一番が大きい。勝てる相手に負けて、流れが悪くなっている。いいときは気持ちが強いけど、悪い時にね。この数場所、序盤がカギ。動きで勝つ人は、自分の調子が上がるまでが難しい」と奮起を促した










