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逸品の世界

ちょっと気になる逸品の世界

KIRIKOTORIKO (江戸切子)

2023-03-04

KIRIKO TORIKO

〒140-0002
東京都品川区
東品川1−29−7

(03)6433-9633
kirikotoriko@gmail.com

不定休 10:00am - 6:00pm

店休日はSNS等で最新情報をご確認いただくか、お電話にてお気軽にお問い合わせください。予約制ではございませんが、不定休のためご連絡いただいた上でのご来店をお勧めいたします。
*お電話不通の場合は休業しております*

イッピン「百万石の美を装う 石川県金沢市・加賀の装飾品」

2023-02-06
加賀ゆびぬき(加賀てまり毬屋・大西由紀子さん)

スペシャル 「庭園」 - 美の壺 - NHK

2023-02-06
京町家「坪庭」(京都市左京区の京町家当主・田中峰子さん)
茶の湯文化を引き継ぐ「茶庭」 (京都市左京区の懐石老舗「瓢亭」料亭主人・髙橋英一さん)

ヨハン・シュトラウスⅡ/トリッチ・トラッチ・ポルカ

2023-01-19
ウィーン・フィル New Year's Concert 2006 - ワルツ 「春の声」
モーツァルト/トルコ行進曲
ロッシーニ/歌劇「ウィリアム・テル」序曲

漆濾紙(吉野紙)

2023-01-16
昆布尊男

吉野紙は、きわめて薄い楮【こうぞ】紙でありながら引っ張りに強く、ふっくらとした紙の地合いが濾過に適しているため、江戸時代以来、漆や油を濾【こ】す濾紙として使用されてきた。また白い紙色と柔軟な紙肌から「吉野和良【やわら】」「やわやわ」とも呼ばれ女性の懐中紙としても愛用された。
 吉野紙の製作工程では、漆濾しの用途に適するよう、特に入念な作業が行われる。原料処理に特に手間をかけて純粋な繊維のみとし(濁出【にごだ】しの工程)、漉【す】き上げた濡れ紙を干し板に直接貼って天日乾燥する(簀伏【すぶ】せと呼ばれる)ため、干し板には柿渋や胡粉【ごふん】を塗布し、乾燥した紙を剥がしやすくしておく必要がある。また、極薄の紙であるため、一枚ずつ取り出しやすいよう耳を裁断する。これら幅広い製作工程の多くを男性が担当するが、紙漉き、天日乾燥等が同時に行われるため、男女(夫と妻)の伝統的な共同作業が欠かせない。
 漆濾紙は、無形・有形の文化財の保存に欠くことができない製作用具である。吉野紙は、伝統的な漆濾紙のなかでも重要なものであり、その製作技術の保存・伝承を図る必要がある。


「漆濾紙(吉野紙)製作」昆布尊男 普及版映像
国選定保存技術「漆濾紙(吉野紙)製作 昆布尊男」広報編
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